E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道 (173)

どんだけ国が教育に力入れようが、その内容が変やったら国が色んな意味でおかしい方向に向かうみたいで、それは中韓の教育の現状が雄弁に物語る。大韓民国で教えられる「朝鮮史」は日本どころか世界の定説を根柢からひっくり返す内容になったあるんで少々それを紹介したい。

 

(古代)高勾麗の最大版図が忠南・全羅以外の半島全域のみならず、沿海州遼寧・河北にまで及んだある。南朝鮮には「三韓」があったことをまるで無視したあるんやから恐れ入る。

 

忠南・全羅に「古莫・伽羅」と称する国(恐らくは百済の本国)がある他に、遼東・山東半島・長江下流域など中国沿岸部に「外百済」、日本の関東・越中以西に「奈良百済」がある。

 

(中世)統一新羅が半島の他に、黒竜江省附近は「黒水都護府」・シベリア東南部とモンゴルは「安北都護府」・華北一帯は「安東都護府」・西域に「北庭都護府」・西蔵と青海は「安西都護府」をそれぞれ置いて支配したある。日本も新羅の一部になったあるさかい、南北両国に植民地支配の謝罪要求すべきである。驚くべきことに、大唐帝国山東半島以南の狭い領域しかあらへんので、『旧唐書』も『新唐書』もウソ書いたあることになる。

 

高麗は「万里大国」と称し、半島以外に日本・中国東北部と中原・西蔵・台湾を領有する。なぜか契丹(遼)が遼寧とちごて西域・蒙古・シベリア西部にある。宋などは福建南部と広東・広西にしか領土があれへんし、宋都のはずの汴京(開封)は高麗の版図に収まったある。

 

古代については恐らくマンガかトンデモ本か何かのコピーやろからかなりの誇張がある思うけど、中世についてはホンマこの通り教えとるそうや。こないけったいな内容教えとっては、ほらあ国民のメンタルおかしなるわな。教育が変な方向に向かうと国を誤ることになるようで、それは科挙制度についても一緒やな。

 

科挙支那人にとつての登竜門である。過去に於ける支那人の学問教育は、大半科挙を目的とした。故に登科者の多寡は、その地方の文運を卜すべき一のバロメーターともいへる。明清時代に於ける、常科の登第者の数によつて、南北を対比すると、北支那は最早明瞭に南支那に敵することが出来ぬ。(中略)即ち南方の人材は、北方のそれに比して、七倍以上に当って居る」

 

科挙は土民でも受験資格があったんで、その及第者の分布を見ると、民衆の知的水準にどれぐらいの分布があるんかを推定でける。中国では王朝が交代すると、帝や廷臣だけやなしに、土民までもがその土地から退去させられてまう。せやさかい、易姓革命の度毎に、京師周辺に集まっとったインテリが辺疆に追い遣られることになる。金は女真征服王朝やさかい、科挙に対する姿勢かて漢族の王朝に比べたら上も下も低調なるんは避けれん。しかも前回紹介した文中にあるように、人材がようさん南宋に流出してしもたあるさかい猶更やねんな。

 

その傾向はやはり女真満洲)人の征服王朝の清でもあんまし変わらんみたいで、それについての桑原先生の文章を次回に紹介することにする。(つづく)