E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの電子工学用語集(60)

電子工学用語集作成の上で最初の難関がやって来よった。何ちゅうたかて、電気の基本用語の解説文書くんはある意味で一番難しい。あんまりにも当たり前のことなんやけども、それだけに説明の仕方が悪かったら初学者に誤解を与えてまう危険が大きいからや。
 
アンプ
 
 
アンペア
 
ampere
 
①電流の単位。記号 A。電気回路で、両端の電気抵抗が1Ωの物体の両端に 1V の電圧(電圧差)を与えたとき、両端の間を流れる電流の値は 1A である。上記の回路では、電流に伴って電気量が毎秒1クーロン移動するので、1A = 1c/s とも表すことができる。
 
 
〔補説〕国際単位系 (SI) の基本単位の一で、フランスの物理学者 A. M. Ampere に因む。単位の定義は「真空中に 1m の間隔で互いに平行に渡した径が無限に小さい円形断面の無限長さの2本の直線導体に等しい値の定常電流を流し、これら導体に長さ 1m 当たりに 0.2μN の力を及ぼし合うとき、これらの導体を流れる電流が1アンペア(絶対アンペア)」である。
 
②磁気回路理論における起磁力・磁位・磁位差の単位。
 
〔補説〕磁気回路理論における、閉回路を流れる磁場 H を当該閉回路の線素片 ds で周回積分して得られる量が起磁力である。実質的な単位はアンペアで、その次元は電流と同じくクーロン毎秒であるが、電気・電子工学ではコイルを流れる電流を扱う場合が多く、しばしばコイルを流れる電流とコイルの巻線数の積である AT (アンペアターン)で表現される(単位の次元は同じ)。
 
→磁気回路理論
 
(本文ここまで)
 
この電子工学用語集は、項目にもよるが中学生が読んでも分かるようにすることを目標にしたいねんけども、誰が読んでも誤解せんと分かってくれる文章を書くんは、専門性の高い用語の解説文を書く以上に神経を使いそうやな。でもこれで、「電流」の項目のひな型がでけたことになるな。