E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

速報・中共崩壊への道(153)

日本人の考える日中友好は日中対等が条件やけども、中国人の中日友好とは、日本が中国に仕えることやから、日中友好は幻想でしかあらへんことに日本人は気づくべきや。
 
「幣原男は達識練能の外交家であるが、強ひてその弱点を指摘すると、支那の実情にやや精通を欠くかと思はれることである。男の長い外交生活を見渡しても、支那に駐箚した経歴が殆どない。従つて男が欧米の事情に比して、支那の事情に疎い所以も、亦已むを得ざる次第であらう。支那は謎の国である。その人情なり社会なり政治なり、各方面に亘って特種性が多い。この特種性を無視して、若しくば軽視して、一般の原則をその儘に支那に応用すると、往々意外の失敗を免れぬ(中略)」
 
過去にも書いた通り、幣原外交の失敗は正にその中国の実状についての知識を欠いたことによる。領事裁判権は、法治に馴染まん民国人に対応するために必要なツールやし、片務的最恵国定款かて、貿易ルールを破りがちな民国には不可欠やったんや。今の中共かて、WTO協定の反ダンピング条項を無視して粗鋼を投げ売りさらしとるがな。
 
「確か大正八年の頃、同博士(引用者註:藤田豊八)が『嶺南新報』を主宰すべく、広州に在住した時代に起つた事件であるが、当時広州を中心として、広東軍と広西軍とが戦争を始めた。日本領事館に会合した広州在住の日本人達は、この両軍の勝敗の予想を試みた。中には広東軍の優勢を主張した者もあつたが、駐箚武官の某氏は、最近に広西軍は外国から購買した銃器の精良なること、弾薬の豊富なることを挙げて、之を広東軍のそれと計較して、両軍の武器の多寡良否の隔絶せることを提示して、広西軍が必ず勝利を得べく、広東軍は遂に失敗すべきことを断言した。この確実なる証拠には、誰人も反対出来ず、一同駐箚武官の断定に賛同した。所が愈々開戦となると、豈に図らんや、実に豈に図らんやである。駐箚武官の断定は見事に裏切られて、広西軍は一溜りもなく没落した。広西軍の銃器の精良なること、弾薬の豊富なること、すべて駐箚武官の証言した通りで、些細の間違もなかつた。ただ銃器は甲国から購買し、弾薬は乙国から購買した為め、いざ開戦となると、甲国製の銃器に、乙国製の弾薬は使用出来ず、質に於て量に於て、敵軍に数倍せる銃器や弾薬を擁しながら、それは結果に於て、宝の持ち腐れで、みすみす敗退したので、調査した人達一同は、意外の実情に、驚きもし呆れもしたといふ。(中略)」
 
正に「アホやん」の一言やで。広東と広西の北京や南京からの距離が勝敗を分けた、とでも評すべきか。普段から何も考えてへん民は、文明人の想像を絶することをやらかすさかい注意せえちゅうこっちゃな。大阪人の言う「アホほど強いでー」は一面の真実を衝いてはおるけども、火器とかを使う戦争ではやっぱしアホの方が弱い。
 
「この予想も出来ぬ特種な事情が、支那には到る方面に存在する。対支の交渉には、常にこの用意を忘れてはならぬ。そこで私は幣原男の外交に信頼するが、同時に支那の事情に尤も精通する人を、次官なり又は駐箚支那公使に据ゑれば、一層万全と思ふ。(中略)私は支那の事情に精通する人を、その輔佐役に備ふることを、呉呉も幣原外相に勧告する。こは単に知人たる幣原外相に対する一片の好意に止らず、実に我が帝国の外交の為めの満腔の熱望である」
 
かように滑稽極まりない民国人やけど、これが百年そこらで改まる訳があらへん思た方が間違いは少なかろう。ところが、このような意識ある人が得られへんかったことにも、幣原外交の失敗とその後の日本の不幸があんのやな。(つづく)