E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道(152)

今日の日中関係悪化の原因は、敗戦国としての過剰な負い目から中国にニーハオ言い過ぎた過去の政治家連中と、中国語と対中外交儀礼勉強するだけで良しとして来た(としか思えん)外務省チャイナスクールのアホ共にあるてわしゃ思う。こいつらを机に縛りつけて、桑原隲蔵先生の論文をムリから読ましたい思うが、恐らく生理的に受けつけへんのやろうな。
 
これから紹介する論文は、1929年に書かれた「日支の共存共栄に就いて」である。この今から80年以上も前に書かれた論文もまた、現在において中国の理不尽に辟易する日本に対して確かな指針を示すものやとわしは考える。
 
でもな、結論から言うたら、日中の共存はともかく共栄は不可能、もっと言うたら中国の繁栄は不可能や。それは、これまでこの連載で縷説した通り、中国には近代経済大国へ離陸するための条件が全然揃ってへんからや。
 
まず、中国人の意識は未だにルネサンス以前の中古(中世)のままやちゅうことや。それは彼の国の対外姿勢を瞥見するだけでもダダ分かりで、尖閣南シナ海以外の一例を挙げれば、先日西アフリカの某国に「ゼニやるから台湾と断交せえ」ちゅうたことが曝露されとったがな。
 
それに、農民が土地に固定化される歴史があれへんことも、近代工業国への離陸を困難にしたある一大要因やし、治山・治水に対する意識が低調なことも、農業大国から工業大国への道程を自ら閉ざしたある。中国の農民工農村戸籍やから正社員に登用されることもあれへんので、彼らはせいぜい中国伝統の「易姓革命要員の予備軍」でしかナイんや。日本の近代化が農村から供給された人材によったことと比べたら対蹠的や言えるやろう。
 
まあともかく、本文の紹介と行くか。まずは幣原喜重郎外相への不安が導入部に書いたある。幣原男は「対中不平等条約の改訂」「大陸出兵の自粛」「自由主義に基づく日支共存共栄」による日中友好を主張する。一方の先生は、
 
「(前略)この日支の外交に関する声明は、一般の原則として、筋も正しく力も強い。誰人も正面から之に反対を敢てせぬであらうと思ふ。されど政綱は学説でない。政綱の価値は、その実現如何によつて、決定せなければならぬ。外交には相手がある。その相手が我が国に好意をもたぬ、否敵視さへする支那国民である場合に、上述の共存共栄の政綱を実現すべき位置に立つ、幣原外相の責任は、決して容易であるまい」
 
て警告しておられる。先生の懸念はこの後現実のものとなり、幣原外交は時宜を得ず、ちゅうよりも相手を得ずしてハタンしてしもてんやったな。(つづく)