E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道(119)

旧弊を改めぬままヨーロッパ列強の侵略を許し、アジアの一国としての面目を自ら潰しよった中国人が、虚心坦懐に欧米に学んで日露戦役で勝利してアジアの誇りを守った日本を批判するとは、厚顔無恥以外に形容のしようがあらへん。しかもその批判が民国を代表する政治家の孫文から飛び出たんやから、当時の民国も上から下までアホばっかやったことが分かる。

それから僅か百年しか経ってへんことから察するに、現今の中華人民も挙ってアホやろう。そうでなかったら、時代錯誤的かつ非科学的な日本批判を平気ででけようはずがない。ナンボ人民に苛斂誅求を以て臨むためには捌け口が必要やちゅうたかて、中長期的のみならず短期的に見ても反日国益に反することは誰の目ェにも明らかやのに、である。

せやさかい、清国の腐敗で日清戦役に自ら敗れたにも関わらずそれを未だに根に持ち、民国のテイタラクを棚に上げて日本を未だに帝国主義と誹れるんである。日露戦役でロシアが勝っておったら、中国も無事では済まんかったなんてことは彼らにはどーでもエエことなんやな。

まだまだ桑原先生の「支那猥談」は続くでー。

「(前略)兎に角、日本人はアジア人のアジアといふ思想を喚起せしめて、全アジア人に覚醒の機を与へ、黄禍説が世界的になる程白人をして反省警戒する所あらしめた。従来傍若無人、気儘気随であつた白人の侵略横暴も、日露戦役を境界として、一転機と、一頓挫とを示して来た。

之に反して支那人の無智と浅慮とは、常に白人をして東亜に干渉と専横の手を振はしむべき機会を与へた。日清戦役最後の三国干渉の如きその適例である。真面目な儒者、忠実なる憂国者として知られた、当時の両江(引用者註:江蘇・安徽と江西)総督張之洞すら、日本に割譲すべき台湾を英露諸国に与へ、其援兵によつて日本を抑へる(中略)其の以夷制夷の伝統的政策を上奏して居るではないか。其因果は覿面で、満洲は露国に、山東はドイツに、威海衛は英国の手に帰した。張之洞などは其時になつて、始めて迷夢を覚まし、俄に保種とか保教とか西力の増進を警戒憂慮して、国粋主義を高唱し始めても抑々晩矣(おそし)と言はねばならぬ」

習近平君は尖閣やスプラトリー・パラセル諸島などを「核心的利益」と称し、ハーグ仲裁裁で全面敗訴してからもそれを無視したくてしょうがない。もちろん無視なんかでけん訳やけども、これまで「人の物は俺の物、俺の物は俺の物」のジャイアニズムを(主に自国民に対して)標榜して来た手前もあってか、引くに引けない状況になったある。ホンマは手ェ引きたいんかもしれんが、それをやったら人民から「日米欧比に屈した」て見られ、政権の求心力が削がれてまう懸念がある。せやからここまで強気に振る舞うとるんだが、あんまし頑張り過ぎたらそれこそ欧米の干渉を招くことになることをちゃんと分かるだけのドタマなんかが気になるのう。これぞ正に「無知と浅慮」のなせる業やんけアホ。

今日の中共の政治家など、民国のレベルと大して変わらん。もしかもっとレベルが高かったら、私利私欲よりも国益を考え、共産主義とおさらばしとるはずやからな。でも、中長期的な視野に欠け、刹那の利益確保に汲々とする中国人にはそれはムリな話なんやろな。共産党貴族は国家崩壊のその日まで貪り続け、最早これまでとなったら亡命するだけと考えるセコい連中や。

李鴻章や張之洞の如き旧型の政治家は深く責むるに足らぬとしても、現在民国に時めく新式政治家も、三歳児の魂百歳までの諺通り、今に以夷制夷政策を忘れぬ。かの山東問題の如き、当然日支両国の間で解決せなければならぬ事件でも、或はパリに或はワシントンにと担ぎ廻はり、最後に英米委員の前に裁決を仰ぐが如き不体面な事情の下に解決して得々たる有様でないか。アジア人のアジア人といふ思想も主義も全然忘却して、絶えず東亜の問題に欧米人を引き入れ来たのは、実に支那の政治家ではないか」

山東問題ちゅうのは、ベルサイユ条約で世界大戦で敗れたドイツの権益を日本が引き継ぐことになったが、その以前に日本はいわゆる対華二十一箇条要求により、ドイツ権益を日本に譲渡することを既に取り付けとった。ところが民国政府は俄かにこれに反発し、後の五・四運動や日本軍の山東出兵、さらに南京入城につながる。欧米勢力の侵略は許しても日本の侵略は中華思想がそれを許さんちゅう理屈やからなこれも。これのどこに崇高なアジア精神の発露など見られようか。見えるんは中国人の醜悪な姿だけやないかアホめ。

習近平君が今東シナ海その他の海域でやらかしとることも結局はこれの延長線上にあるてこっちゃ。彼が日米に宣戦布告するにしてもせんにしても、中共の崩壊は不可避であって、まず間違いなしにその過程で欧米勢力を大陸に呼び寄せる結果になる思う。時代錯誤の共産主義なんぞにしがみついて、共産貴族体制を墨守するからそないなるねんやんけ。

まあこんだけ中国人を扱き下ろされては、カニバリズムの話をせんでも桑原先生の中国における評判が悪なるんは当然やろうなあ。せやけど、せやからこそ桑原先生の所論は説得力があるんやんけ。戦後の媚中中共御用学者連中の言論なんぞ便所紙程の価値もあらへんさかい、真実の中国をしりたければ明治人の言論に耳を傾けるべきや。(つづく)