E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道(118)

何遍も言うけども、政治家は国民の姿を映す鏡や。せやさかい、たとえそこに金権腐敗の政治家がおったとしても、選挙民がそいつを批判することは天に向かって唾するようなモンや。大体、角さんは無所属なってからでも旧新潟三区で断トツの当選してたんやからな。それを無視して当時の金権政治を批判しては、角さんがあまりにも可哀想やないか。

非民主的体制であっても、庶民があかなんだら政治家もあかん。人民の全員が腐っとって政治家だけは清廉であれなんざ、ないものねだりでしかあらへんのやちゅうことを、わしら一般人はようく考える必要がある。せやさかい桑原先生が「支那猥談」の中で

「車夫はどうでもよい。経学者もまあよい。されど一国の存亡安危を背負ふ支那の政治家も、この著しい欠陥をもつて居るのは、困つたことと申さねばならぬ」

と言うのは、やっぱし疑問を感じざるを得ん。でもまあ、桑原先生は中国史学者であって政治学者やあらへんさかい、これは大した傷にはならんやろう。

「しばらく外交方面を見渡しても、支那の政治家は今もその伝統的の以夷制夷政策を改めぬ。この政策も稀に用ふると小利を博することもあるが、元来が他力本願で之を常用すると大害を招く。そは宋代の歴史が明瞭に教示して居る。宋は女真(金)の力を手頼りに、契丹(遼)を滅ぼしたのはよいが、それも束の間で宋自身も女真の為に支那の北半を占領され、契丹の時よりも一層の圧迫を受けた。蒙古(元)が起り、女真の勢が傾くと、宋は復た女真を裏切り、蒙古と協力して女真を倒したのはよいが、やがて宋自身も蒙古に併呑されて仕舞つた。かかる過去の苦き経験も、未だ支那の政治家を十分に覚醒せしむるに足らぬ。目前の打算に明らかで大局の利害に暗い支那の政治家は、今も以夷制夷を固執する。之が為に自国の開発を沮み、東亜の平和を害せしこと夥しい」

習近平氏がロシアのプーチンさんと頻繁に首脳会談を行ってることからも、夷(露)を以て夷(日米)を制するの魂胆があることはまあ間違いあれへんやろよ。これに対してわしら日本は、シベリアの資源開発のための技術協力をエサに北方領土返還と対中包囲網形成のための協力を仰ぐことにするか。米国を説得するのに骨が折れそうやけども、北東アジアの安全のためには理解してもらうしかあらへんさかい、粘り強く交渉することが必要や。

吉川幸次郎も中国人のことを個物的事実尊重主義的と評しておったそうで、中国の政治家の大局観のなさは折り紙付きなんやて分かる。日本にとってこれは有り難い話やないか。これは政治的な駆け引きの他にも、不幸にして戦争になってしもた場合の戦術にも使える。

それにしても、上記文章の最後の一文「東亜の平和を害せしこと夥しい」なんか、今の中共のこと言うてるみたいやないか。悠久の歴史を誇るだけあって中国の慣性力は大きく、百年ばかりでは進歩せえへんてことかいね。

「昨年末に最後の日本訪問をした孫文氏は、その前後に、日本はアジアの一国であることを打忘れ、白人の仲間に加はり、その手先となつて彼等同様の侵略主義を行うた。白人をして東亜に跋扈せしめた一半の責は日本人が負はねばならぬ。支那に排日の起つたのも当然である。日本は今後その非を改め、支那と提携して白人に対抗せなければならぬ。日支の親善が東亜の平和の保障で、その日支の親善は日本人が現実に努むべき義務があるかの如き意見を述べて居る。日支の親善の必要なることは、吾が輩も孫文氏と同感である。ただ氏が過去に於て日本がアジアの一国たることを打忘れたとか、侵略主義を取つたとか、乃至白人の跋扈を助長したとかの非難は、誣にあらざれば妄と申さねばならぬ。過去に於て支那人こそアジア人たることを打忘れた様であるが、我が日本人は終始アジア人たることを忘れなかつたのみでなく、更に自余のアジア人をしてアジア人たることを自覚せしめた。そは日露戦役が明白に之を立証して居る」

もしか中世の中国人にアジア人としての自覚に満ち溢れておったとしたら、夷を以て夷を制するの愚行を行わず、四つもの征服王朝が歴史に現出することなんぞあらへんかったやろう。日本が脱亜入欧を果たしたんは、旧態依然として愧ずるをしらんまま列強に食いものにされた中国など学ぶに値せずとして、欧米に学びつつ欧米を拒ぐことこそ生き残りのための唯一の道と見定めたからやんけ。

それにや、中国の北方に世界帝国建国と共産主義の押し売りを事とするソ連邦がその機を窺うとったが、民国にはそれを撃退でける国力もなければ人材もおらず、日本は国防のためやむなく大陸に軍を派したんが実情なんやからな。もっと言うたら、孫中山ら中国人の言う「日中親善」は日本人の考えるそれとはかなり意味合いを異にする。中国人一般の考える日中友好とは、「日本が中国の一藩国として事える」状態のことやねんからな。日中対等の友好など、中華思想が許さん。

それにしても感心すんのは、現代中国の言論人にも孫中山みたいなことを平気で吐かす連中が多いことや。「支那と提携して白人に対抗」と言うが、中国が日本にとって提携に値する相手やなんてどうして思えようか。そんなん思えるのはルーピー鳩山と同レベルのドタマの持ち主だけや。これまで書いてきた通り、中国人民は信頼するに足る文明人なんかとちごて無規範で混沌を好む非文明人や。

「伝統とは変わって行くことにある」とは多くの日本人の了解する所やけども、保守性の強い中国人にはそれが全く理解でけんようである。まあ分からんままやったらそれはそれで日本の国益にも適うやろうから、放置するに如くはなしや。ヘタに中国人が覚醒してしもたら、日本にとってやりにくいことこの上ない。(つづく)