E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

速報・中共崩壊への道(91)

 サーチナによると、28日付の中国メディア・環球網に、「中国は日本の『失われた10年』の二の舞を演じるのか?」ちゅう記事が載ったそうな。

 記事によると、「日本の失われた10年の原因の鍵は、ゾンビ企業にカネ貸さして自国の金融システムをワヤクチャにしたことにある」そうな。

 ほんで、翻って中国の現況を見ると、鉄鋼などの過剰生産を行うゾンビがおるが、日本の二の舞を演じるか否かはこのゾンビを整理する意志が国家の指導者にあるかどうかにかかってるとしてる。

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 せやけども、これらゾンビの多くは国営企業で、経済の血管詰まりを除けるためにそれを整理しようものならば、大量の失業者が発生してまうともしとるんだわこれが。現在の北京政府の動きはこれに逆行しとって、過剰生産は事実上放置され、鋼材価格の下落を招いて西側諸国の顰蹙買うてるんやな。(引用ここまで)

 言論の自由があらへん言われてる中国やのに、国家の存亡に関わる事項をようもここまであけすけに書けたモンやと感心してまうわ。政権批判とちごたら少々のこと書かしてもエエかちゅう政権の油断か、はたまた人民のガス抜きのための手段提供なんかと考えてまうわ。

 中国でも日本の北九州工業地帯なんかと同様に、炭鉱のある遼寧・河北周辺とかに鉄鋼業を展開してんな。これらの国営製鉄工場の高炉が需要を遥かに上回る銑鉄を吐き出して、同じく製鋼工場が需要を遥かに上回る鋼材を生み出し続けとるんやな。

 これが例えば高抗張力鋼とかみたいに付加価値の高い特殊鋼材やったら結構それなりに需要があるんやけども、生憎と中国の鉄鋼業にはそんなモンこさえれるだけの技術力なんかあれへんさかい、勢い建設用鋼材の大量生産てことになる。不動産バブルが建設用鋼材の供給過剰を一つの起因としたことを考えると、もっと早うに手ェ打っとくべきやったと考えるんが普通の感覚や思う。

 それがそうは行かんのが社会主義市場経済のヘンなとこや。省政府のお偉いちゃんは書類上でエエから好成績収めんとクビチョンパされてまうさかい、省内総生産の計算の根拠が出荷販売実績とちごて生産実績になったある数字のマヤカシを利用して、需要を度外視してでもマンションおっ建てて数字を稼ぐちゅうセコいことして、おまけにちょっとでも販売を増やすためやったら貸したカネが焦げ付いても俺はしらんてなモンで、銀行やシャドウバンクにまでムチャな金融商品を開発さして不良債権を積み上げてんやんけ。バブル期の日本かて結構ムチャやったけども、中国のそれはケタが違い過ぎるで。

 日本の失われた10年ないしは20年は深刻やったけども国が傾く程のモンとは違うかった。せやけどの、中国のバブル崩壊は国家の存亡に関わる問題なるで。日本政府は6850億円の出し渋りで不良債権問題を長期化さしてしもたけども、中国はそんなレベルでは済まんよ。それこそ天下大乱・三国鼎立時代の再来どころか、チベット東トルキスタン独立運動に火ィついて、第三次大戦まで行ってまう危険がある。

 かくも国内に紛争の火種をようさん抱えとる中共政府に、国営企業を整理して万余の失業者を生み出す度胸なんぞある訳ナイわな。失業者の大量生産は即ち反政府活動の活性化の元やし、低待遇でこれまた政府に不満を抱く2億以上の農民工の存在もあることやし、習近平には最早打つ手なし言うても言い過ぎちゃうやろう。そこへ持って来て生産コスト急増で東南アジアへ生産拠点を移そうとして海外資本流出の勢いが止まらんと来ては、中国市民のガマンが臨界点に達する日ィが遠からずやって来るんは間違いなさそうやな。北京は既に詰んでしもたあるねや。(つづく)

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