E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道(81)

フルーツメール


 サーチナによると、中韓では一般に悪評高い福沢諭吉を評価する論説が「捜狐」に載せられたらしい。

 その記事によると、19世紀後半までの日中は同じく欧米列強の脅威に晒されとったんやけど、日本には西洋から虚心坦懐に学んだ福沢がおったんで文明開化に成功して、一方の中国は胡適魯迅も尊大な中華思想にジャマされてあかなんだと指摘した。

 ほんで、これらの違いは日本が狭小な島国やったから危機意識がより高かって、それに対して中国には古くからの「天下」の意識しかのうて、清末の「中体西用」は表面的に西洋をなぞったに過ぎんかったと批判する。

 また、福翁は中国の皇帝を「至高の地位と最高の権威が合致」しており、これが中国人の偏狭かつ尊大になる原因としてマイナスの評価を与えていることを挙げ、さらには、福沢の翁が社会改革を「人心」「制度」「物質」の順序で行って漸進的に成功を収めたんに対し、中国の順番はまるで逆で、福沢によるとそんなんでは最初はサクサク進むけども後で必ず行き詰まるちゅうことらしい。

 中国のメディアにしては、なかなかにエエことを書いたあるな。やっぱし教育こそ国家百年の計として疎かにでけんことを改めて思い知らされるわい。今の日本もかなりあかんようなって来たあるが、それは色んな意味で教育があかんからなんやろうな。小中高生がスマホに夢中なんを大人が咎めへん世の中てどっか狂ってへんけ?この考えを古いと笑わば笑え。わしゃ未成年が包括的なネットの利用すんのは早過ぎる思うど。

 日本の教育の問題を言い出したらキリがナイんでこの辺にしとくが、中国人そのものの問題の根ェの深さを思わずにはおれん。過去にもわしは吉川幸次郎の中国人に対する評の「個物的事実至上主義」を挙げた記憶があるが、これなんか随分とオブラートに包んだ言い回しで、早い話が「即物的なカネの亡者」ちゅうことやないか。

 日本が戦後早い段階で復興でけて、しかも経済大国て言われるまでになったんは、元々の日本人の識字率と教育水準の高さがあって、敗戦によって高度に自由主義的な国家制度が導入され、経済的な豊かさを追求でける条件が既に整っとったからやろう。しかるに一方の中共は、共産主義やから学問の自由があらへんし、宗教を阿片と看做すさかい倫理観もなかなか涵養されへんから職業倫理も何もあったモンやナイ。それに、憲法はあれどその上に共産党が君臨するおかしげな国体やさかいマトモな国の制度設計なんかでける訳ナイわな。そこへ持って来て人民の大半は無秩序ちゅうよりも無規範やから、日本ではまず考えれんアホなことしよる。

 例えば、これもサーチナで読んだ記事やったけど、中国人は日本人みたいに本業に腰を据えて取り組むようなことがのうて、ゼニになりそやったら本業を疎かにして投資に走る傾向が強い。せやから中国企業の寿命は平均2.5年(グループ企業でも7-8年)と、日本の58年と比べモンにならんぐらい短い。こんなんでは金儲け主義やパクリが横行すんのは当たり前やとしてる。

 また、中国人の経営者はやたら「世界最新設備」の導入には熱心やけど、人材育成には全然熱意があらへんそうや。中国のある家具メーカーが750万元(邦貨約1億3千万円)の日本製の機械を導入してんけど、その使用のための技術者検修費用の40万元(同690万円)をケチった挙句、正しい操作方法をしらんまま操作してブチ壊し、修理費用に50万元かかったなんてアホな話が枚挙に暇がないぐらいあるそやないか。これは中国人が人材よりもモノを重視し過ぎるからやと説明してるけど、もう一つ中国人には吝嗇の問題があるからやナイんかィアホ。

 結局のとこ、これもやはり中国4千年の歴史によってそのDNAに刻み込まれた負の遺産の「刹那的思考」が原因やないかて思うど。4千年の宿痾が数十年程度の精進で癒え去るほど世の中甘ないさかい、中国の産業界の混乱はまだまだ続くやろうな。

 こら、「21世紀は中国の世紀」やことの「2030年代に中国は米国に並ぶ超大国になる」やことの吐かしとる世界中のアホな経済評論家よ。中国の製造業のこの惨憺たる現状をしってもまだ同じことほざくつもりかアホンダラアホ。今や元から教育水準の高かった旧東欧圏も自由化されてんねんさかい、工業国・準工業国の数は冷戦時代よりも増えとるし、わしも日本が超大国になれるやなんて思わんよ。でもの、少なくともこんだけは言えるわ。日本は腐っても中国よりマシじゃいアホ。(つづく)

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