E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

速報・中共崩壊への道(50)

 近頃の中国経済の混乱に関する報道を目にするにつけても、この国の人民には近代社会を構築・運営するだけの適性が徹底的に欠如しとると断じざるを得んな。不動産投資が儲かると見たら省政府は需要予測そっちのけでマンションをバンバンおっ建て、それを見た人民は浮雲の志を抱いてシャドウバンキングなるサラ金にゼニ借りてまで投資ならぬ投機にうつつを抜かす。その結果でけたんはオルドス市とかの鬼城やな。

 不動産があかんとなったら今度は株と来たモンや。土地建物があかんようなったかて株価さえ高水準やったらどないかなるちゅう短絡的思考のなせる業やなこれは。株価そのものが実体経済をそのまま反映する訳ではあらへんが、実体経済がおかしなったら株価は概ね低水準で推移するんやな。せやけど、んなことはまだ市場経済がどんなんかも分からへん中国人は今度はネコも杓子も株を買い漁った挙句に株価は暴落してもた。ほんだら北京政府は「実体経済を守るため」とワケワカメなこと吐かして買い支えと取引制限の荒技を繰り出しよった。

 この一連の動きに、中国人民から一片のバランス感覚も見出だせん。社会主義市場経済ちゅう木に竹を接いだみたいな政策の矛盾もあるんやろうが、腰を据えて国家百年の計を練ろうちゅう発想がまるであれへんのやな。

 この原因として考えれるんは、わしがこれまで再三に亘ってこのブログに書いて来たが、「醜い中国人」シリーズの著者である黄文雄氏の説くように、中国は日本の「万世一系」とちごて「易姓革命」やったからやろな。

 日本では戦国時代にある地方を治める戦国大名が他の勢力に攻滅せられたかてその地域の農民は相変わらずそこの土地を耕作し続けれるねんけど、中国では軍閥と農民はセットになっとって、その土地の親玉が亡ぶとその土地は新しい親玉が引き連れて来た農民らが代わって耕作することになんねんな。そういうことが数千年続いたら、支配階級も被支配階級もその日のことにしか目ェ向かんようなって、中長期的な視野が持てんようなるんも当たり前やわな。

 そないな殺伐たる環境に染まってしもたら、頼りになるんは宗族だけになってしもて、近代国家の基礎でもある他人同士の信頼関係なんざ構築でける訳あれへんわいな。中国人の市民意識の低さの根柢はやはり治乱興亡を繰り返してきた4千年を超える歴史にあるちゅうこっちゃな。

 胡適は中国人のこの有様を「個々の中国人は砂粒のようであり、手を放すとすぐにバラけてしまう」て嘆いたらしいが、その嘆きはそれから半世紀以上経過した現在でも続いたあるように見える。このような「砂社会」であることも中共瓦解の原因の一つになるんはまず間違いあれへんやろう。(つづく)