E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道(11)

 朴槿恵閔妃(明成皇后)やとしたら習近平袁世凱やちゅうたが、それやったら今のうちにどないやってこの21世紀の袁世凱を処理したらエエのんかを歴史に基づいてシミュレートしとくことも無益やあらへんやろう。習と袁の共通点はあんましあれへんかもしれんがの。

 この二人の共通点を強いて挙げるならば、習は父が副首相、袁は名門の出で、要するにどっちゃも毛並みがエエことぐらいかな。んで、習仲勲副首相は文革自己批判を余儀なくされたんで倅のチンピラいやチンピンは例の悪名高い農村下放で陝西に送られ、後に清華大学に進学して化学工学を専攻した。袁は科挙に落ったんで官僚を諦めて軍で身を立てることにした。

 袁は李鴻章隷下として朝鮮に赴き、閔妃の要請による壬午・甲申事変の鎮圧を成功さして任地での地位を不動のものとした。ところが、閔妃の苛政にキレた民衆が甲午農民戦争を起こすに及んで妃が清軍を朝鮮に招じ入れるや日本軍も半島に上陸し、朝鮮は日清戦争の戦場と化した。

 この戦争の敗北を機に袁は軍の近代化に突き進む訳やけど、この部分も習と共通するわな。ただ、中共西蔵・新疆・内蒙古のみならず漢族まで敵に回しとる現状で対日宣戦するやなんて、わざわざ反政府蜂起してくれ言うようなモンやさかい、「21世紀版日清戦争」は起こりそうにナイ。人民解放軍の暴走が起こらんとすればの話やがの。

 国家中央軍事委員会主席兼党中央軍事委員会主席の習はどないしてでも軍の実権を握って、最悪、北京政府が瓦解して国がバラけてしもても、現代の「北洋水師」を率いて一勢力を保とうとする。これはつまり、中共の崩壊が中国の崩壊を意味しやんで、春秋・戦国の天下大乱時代の再到来を意味することになるねんやんけ。

 こないして「北洋大臣」になった習は、中共瓦解後に南下を始めたロシアに対抗するために、これまで人民の手前敵対しとった「小日本」に擦り寄るようなって、北京政府消滅後に「馬賊」と化した中国マフィアを篭絡して、第二次日露戦争ではそいつらを暗躍さすなどして日本への協力を惜しまんようになる。こないして、習の勢力である河北と東三省は日米両勢力のヒモつきとなる。

 せやけど、仮にも国家主席やった習が傀儡政権の親玉で満足でけるはずもなく、大中華復活を目論んで秘密裏に地方に割拠する軍閥を語らって、突如として「中華帝国皇帝」即位を宣言する。

 これに対して、中国全域で帝政復古反対デモが沸き起こる。しかも最後の頼みの綱のロシアは西からはNATO軍、南からはアフガンや旧独立国家共同体諸国、東からは日米に攻められて降伏し、プーチンさんとメドベージェフは亡命してしもたあるさかい、習皇帝は日米欧からなる新連合国から21世紀版対華21カ条要求(制憲議会設立・責任内閣制導入・中ロを常任理事国から省いた新国連主導による民主化など)を突きつけられるに及んで敢え無く屈服する。

 周辺諸国の圧力に屈した習は忽ち求心力を失うてしもて廃帝になり、失意のうちに逝ってまう。習の没後に地方政権は中原に鹿を追っかけ始めるが、日米に気に入られた第二の蒋介石が南京に新政権を樹立し、ひとまず中国は連邦制に移行する。せやけど、自由主義体制下では百家争鳴状態化が避けられず、しかも対露戦争後の世界はインフレの大波に呑まれ、中国の混乱は続く。

 また、中共崩壊で版図の大幅拡大を見込んどった高麗連邦共和国(韓国・北○鮮が韓国主導で統一)は旧延辺朝鮮族自治州編入するに止まる。高麗はこんなんで到底満足でけるはずもなく、旧渤海・高勾麗に相当する地域の領有権を主張し、日米中との対立をより深めてまうことになる。

 中共が亡びたかて、朝鮮半島の扱いにくい国がまだあるんで、日本としてはやりにくい環境なんはあんま変わらんみたいやなあ。そんでもまあ、時代遅れの膨脹帝国が消滅するだけでも有難いことなんは間違いない。もし仮に、宗主国の滅亡で困り果てた高麗が第二の李完用を送り込んで来たかて、もうあない面倒なとこの統治は絶対したないさかい、「欧米にでも頼め」言うたきり黙殺することにしよう。