E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道(10)

 中韓を無条件に立てる朝日の問題は暫く置いといて、再び中国国内の問題に戻ることにする。この連載の目的は決して中国に対する敵愾心を煽ることにあるんとちごて、中国はほっといても自滅するさかい人民解放軍のことそない怖がらんでもエエちゅうことを示すことにあるねんがな。ただ、何遍も言うが武装難民はコワイがの。

 近年の中国の新しい動きの一つとして、これまで主に臨海部に固まっとった工場が内陸部に移転する傾向が見られるちゅうこっちゃな。日本や韓国と同様に「世界の工場」を目指した訳やから、外港に近い方が有利なはずやけど、それをわざわざ対外貿易に不利な内陸に移転さす訳やから、余程の理由がなかったらんなことせえへんわな。

 その理由としてまず考えられるんが「盲流」対策やな。盲流ちゅうのは、内陸部で食い詰めた農民などが職を求めて沿岸部へ押し寄せる流れのことであり、そのせいでここ数十年の間に中国の人口分布は沿岸部に偏在するようなってしもてんな。甚だしきは中国そのものから飛び出す「国際盲流」もあるが、それについては今は問うまいよ。

 この現象を好意的に解釈するんやったら、中国では中間層が育ったんで内需依存率が高なって、武漢とかの内陸都市でも沿岸部と一緒のビジネスモデルが成り立つようなったてなとこやろうよ。確かにそないな一面もあるやろうが、そのホンマの理由は別にある思う。

 それは、いよいよ沿岸部で操業続けるんが限界になったからやないかちゅうこっちゃ。海水は冷却水ぐらいしか用途があれへんので、工業用水は河川か地下水によってることは日本と一緒やろう。せやけど、垂れ流しに次ぐ垂れ流しの結果、沿岸部では農業用水よりもきれいでなかったらあかん工業用水の確保が最早不可能になったからやないかて思うねんやんけ。どんだけきちゃない川でも上流行ったら少しはきれいなるモンで、それは大和川でも綾瀬川でも長江でも一緒や。つまりは、下流域があかんようになったんで中流域・上流域に移転せざるを得んようなったちゅう訳やな。

 せやけど、工場排水に対する河川の自浄作用にも限界があるんで、結局それは問題解決どころか、上流域から下流域まで汚染を拡大さして、問題をより深刻化することにしかならん。そのうち、汚染は重慶成都を通り越して西蔵にまで到達することになろうよ。ほんで長江は瀬戸内海規模のドブ川になってしもて、黄河の注ぐ黄海でも東シナ海でも獲れるんはエチゼンクラゲだけになったりすんねん。

 これは、中国人に遵法精神や公共心があらへんことが招いたことやな。しかも、中国人は治乱興亡に伴って流浪することを運命づけられた業の深い民で、移転した先で田畑を開墾しては塩害で耕作放棄することを繰り返す習性があって、国土条件が厳しいさかい土地を有効活用することが身についてへん悲しき定めを背負ってるねんやんけ。結局これを工業分野でもなぞってるちゅうこっちゃよ。

 中国は夏王朝開けて以来4千余年、その国土を発展さすどころか疲弊さし続ける歴史を辿って来てん。せやさかい、国が最も豊穣やった時代は漢朝にまで遡り、文化の最盛期は盛唐の昔の話やねんやんけ。こういう中国の実情をしらん連中が、「中国のGDPは2030年代に米国を追い越す」やなんて言うとんねんやんけ。