E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しいみんなの公民」もあかんかった(76)

 戦禍のえげつなさを語り継ぐんはもちろん必要なこっちゃが、残念なことにそんなことをしたかて戦争を防ぐことはでけん。何でいうたら、戦争の残虐性はその本質とちごて単なる皮相的な性質でしかあらへんからや。現に、今でも軍事力と経済力を背景にアナクロ植民地主義的な領土拡張を目論む国があんねんさかい、ナンボ「話し合い」いうたかて限界があるわいな。公民や歴史の教科書の目的は、田嶋陽子福島瑞穂みたいなんを退治することにあるんで、「安全と防衛」とちごて「安全と軍事」やろう。

 核の破壊力はいまさら説明するまでもあらへんが、核撃ったら核の報復を覚悟しやんとあかんので、これは両刃の剣であるとはこれまで再三言うて来た通りやな。1945年8月に米軍が広島・長崎に悠々と原爆投下でけたんは、当時核爆弾持ってたんは米国しかあらへんかったからやんけ。でも今は違うがな。

 「護衛艦」ちゅうのんは自衛隊独特の用語で、自衛隊は「軍」ではあれへんさかい「軍艦」て言われへんことを書かなんだら、正しい軍事教育はでけん。軍人や自衛官ならずとも、軍事の知識は重要やど。その理由は、先次大戦に負けた大きな理由の一つに、軍人の政治不関与と政治家の軍事不関与との混同があって、国民全体で考えんとあかんはずの軍事に民間人が全くタッチでけんかったからやんけ。

 憲法に国民の「国防の義務」を書いてへん日本国憲法は世界的に見てかなり珍しい。せやけど、軍人や自衛官でのうても国防に貢献する手段は無数にあるやろう。第二次安倍内閣集団的自衛権容認を徴兵制への第一歩などと吐かす奴がおるみたいやが、徴兵は高度にテクノロジー化された軍隊では使い物にならんさかい非現実的やちゅうことを理解でけん加藤紘一野中広務古賀誠はアホである。国民皆兵国家総動員は戦前に永田鉄山が欧州視察した時点で現地では最早否定されてた考え方やったのにも関わらず、それをそのまま採用したさかい旧軍は負けたんちゃうんかいな。

 戦車は陸軍・陸自の象徴的存在やけど、こんなん対戦車ミサイル一発でアウチや。陸軍・陸自がどこぞを占領しに行くことはあらへんので、戦車は無論、歩兵が小銃担いで擲弾筒から手榴弾やなんてこと必要あれへん。現代の陸軍はリモコンで動く「無人ロボット」に撃たせるんが主な仕事やろう。これやったら無駄死にを防げるし、万一「むじんくん」が鹵獲されたかて「ヤッターマン」よろしく「なお、このロボットは自動的に消滅するだべぇ」言うてその場で自爆さしたらしまいやからの。

 集団的自衛権は言うまでもなしにこれまでの日米安保みたいに片務的なんとちごて、同盟国への協力が不可欠になる。せやけど、もしか米国に第三国侵略の意図が見えみえの場合には、堂堂と協力を拒否したらエエがな。そうでなかったら田嶋陽子のごときに「アメリカのポチ」呼ばわりされるだけやからの。(つづく)