E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

空気と水と土壌が中共瓦解を加速する

 わしは中華人民共和国政府の崩壊は経済基盤がワヤになることで起こると予測しとるんだが、それを加速するファクターに「空気・水・土壌」があることがいよいよ明らかになって来たでー。




 河北の省都・石家荘で、大気汚染が測定限界以上に達したちゅうがな。「測定限界以下」ちゅうんやったらCDプレーヤーのワウ・フラッターとかで聞いたことあるが、「測定限界以上」て聞くんは初めてや。こんなんでは、家ん中おっても呼吸器疾患とかで死んでまうレベルらしいちゅうからえげつない。日本製の空気清浄機よう売れてるんは結構なこっちゃが、このきちゃない空気がこっちゃにまで流れてきよんねんさかい、対岸の火事ではあらへんねんな。




 この大気汚染をどないかしよう思たら、いますぐに工場の操業を止めて、なおかつ昔の北京の朝みたいに労働者は自転車通勤に切り替えやんとあかんことになるが、そんなんしたらホンマに経済ワヤんなって、北京政府は即座にひっくりこけてまうわな。かっちゅうてこれをそのまましとったら「キレーな空気返せ」てなもんで人民が暴動起こすさかい、これまた政府は転覆してまうやろう。やっぱし中共は瓦解しやんとあかんようにでけたあんねんな。




 何で中国がこないどうしょうもない国になってしもたんかちゅうと、それは夏王朝にまで遡る。夏の初代王「ウ」(バイドゥ使うんやめたら変換不便なってしもたな。どっかに便利で安全なIMEあらへんかのう)は治水の業績でしられるが、これはこの大陸がそれぐらい水で悩まされとることを表しとんねやな。わしが以前この国を「夏王朝からやり直せ」ちゅうたんはここに理由がある。同時に、中国人には北京原人からやり直してもらいたいとも思う。何でや言うたら、北京原人は「絶滅人類」やからな。いやいや、これは言い過ぎた。今度は絶滅せんように、しかもモラルを持って現生人類まで進化してくれい。




 水がなかったら当然農業かて興せんし、農業が基盤としてあらへんかったら工業かて自立でけん。工業には農業よりも大量に水が要んねんからの。おまけに、工業用水は農業用水よりもきれいでなかったらあかんねんさかい尚更や。しかしながら、現在の中国では農業用水にすら事欠く状況になってしもたあるねんな。天からの貰い水だけでやって行けるほど農業は甘いことナイ。




 つまり、中国は近代化の順番をおもっくそ間違えとんねんやんけ。山東の慢性的な旱魃を放置しといてその沿岸部に工場ようさん建てようやなんてアホのすることやろう。こういうことは有識者が上層部に意見具申せなあかんことなんやが、洵に残念ながらこの国ではそれが絶対でけんような制度になったある。




 その理由は中国共産党の綱領にある。この党でも日本共産党同様に「民主集中制」なるトップダウン的な組織が形成されとって、ボトムアップちゅう発想そのものがあらへん。せやさかい、上がどんだけトンチンカンなことさらしとっても、それを指摘したり糾弾したりするやなんてこと自体考えられんこっちゃねんがな。




 これによる弊害は「けざわひがし」時代にも見られた。製鉄に用いられる高炉はある程度以上の高さがなかったら良質な銑鉄がでけんのだが、「真央ツートン」の「高い高炉を少数造るのではなく、低い高炉を数多く造れ」ちゅう鶴の一声でエエ高炉が造れんようなった。結果はまるで使いモンにならん銑鉄しか生産でけへんで「大躍進」どころか「大陥落」になってしもてんな。農村下放文革で何千万人以上をムダに殺した事績と言い、未だに毛沢東を偉大な指導者やなんて吐かすヤツがおったらそいつはアホである。




 かようにムチャムチャな工業化の結果、空気も水も土壌も汚しまくって、公称人口13億の人民を満足に食わしていけんような国土を築いた中共が亡びん訳があらへんのである。しかるに、マスメディアの評論家と称する連中から「北京政府は存亡の危機にある」の声が殆ど聞こえてけえへんのが不思議でならん。




 今は短波放送だけでなしにネットもケータイもあるんで、中央政府がどんだけこれらを統制しよう思たかてそれには限界がある。25年前の東欧諸国と同様に、自由化と民主化は避けられん。ただ、あんだけ面積のでかい国を民主化するんは非現実的なんで、米国ばりの連邦制に移行せざるを得んやろう。でも、それは民族主義を刺激することにもなるさかい、結局中共は解体されん訳には行かんのではあるまいか。