E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(84)

 冷戦終結で2つの超大国の対立が解けたことによって、これまで影を潜めとった民族自決が首を擡げ、宗教対立もこれまで以上に先鋭化したちゅうこっちゃな。シリア内戦かて十年一日シーア派スンニ派の対立を背景にしとる訳やしのう。




 イラク戦争では平和憲法の縛りのために日本のでけることはゼニだけやった。戦争はないに越したことはないが、軍事なき平和も安全も妄想の世界の話でしかない。現実の政治では軍事を避けて通ることはでけんことを、教科書の中で重ねて書いとく必要があるやろう。




 冷戦の終焉はテロリズムの勃興ちゅう副作用も招いた。米国が米国本位の世界秩序を押し付けようとしたことがこれに更に拍車をかけた。自由主義には理想に近い世界秩序を提供する可能性があるにしても、民主主義の条件が整ってる国家は世界にはそうはない。国民の識字率が高うて、安定した農業生産がでけることが民主化の最低限の条件やが、それがまだでけてへん国をムリから民主化したかて、その国はアメリカのヒモつき国家になるんが関の山やろう。特に現代史では、こないなことを理解してかからんとあかんのであるが、そのような工夫がこの教科書には全く見られん。




 中国の経済成長を「目覚しい」と表現しとるが、その足腰が決して磐石ではあらへんことは、事故起こした高速鉄道車両をババタレネコみたいに埋めてまうとこに如実に表れとる。つまり、この国は何からナニまでパクリとハリボテに終始しとって、純国産技術を涵養しようちゅう腰の据わった政策が全然でけてへんねんやんけ。バブルの大崩壊なしに2012年を乗り切れたことこそ奇跡と言うべきか。




 「地球温暖化」は世界中のマスコミで当然のように語られてるみたいやが、ホンマに温暖化しとるんかとか、炭酸ガスがホンマに温暖化とやらの原因なんかはまだまだ議論の余地があるように思われる。今年の12月は大阪でも最低気温が氷点下になるクソ寒さやど。ホンマに温暖化しとるんかめっちゃ疑わしいがな。それにやな、「温暖化」を声高に叫んどるんは環境利権に塗れた連中ちゅう話も聞くぞ。




 我が国の存立を脅かす少子高齢化の起因とそれが齎す悪影響について何もコメントなしかィ。それと年金との関連をちゃんと書かんで中学生に現代を理解せえとは、最後の最後までなんちゅう雑な教科書や。(つづく)