○神の指揮は、和田豊打撃コーチに委ねられた。野村政権時代からコーチ兼内野手として活動し、コーチ専任になってから、守備・走塁コーチなどを歴任した。その間に、球団が将来の監督候補の一人として育成する意図もあったのであろうが、野手総合コーチに任じたりして指導者としての経験値を上げて来た。せやから、今回の監督就任は、ある程度は約束されていたこっちゃないかと考えられる。ただ、真弓政権の不調で、その就任時期が１年以上早まっただけのことで、和田氏本人もある程度の予想はしていたことやなかったやろうか。
現役時代の和田氏は、ランナーを返して欲しい時に確実に右方向にミートして返す嫌らしい打撃と、派手さはないけど着実な守備と、機動力とを兼ね備えた好選手やった。今度は将として、機動力のある選手を優先的に起用して、足を絡めた嫌らしい攻撃で敵を大いに揺さぶって欲しい。
また和田氏は、「虎の意地」と題したブログ形式の○神についてのコラムを書くが、これが結構面白い。器用な選手やっただけに、芸風も多彩である。野村政権下で文章書きの修行もされたのであろうが、今度は「和田ノート」を駆使して、○神を強うしたって欲しのう。
