E-BOMBERのアホアホブログ

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駆け抜ける中国、その足腰は強健か?

 中国のGDPが日本を抜いて世界2位に躍り出ようとしてるらしい。


 その経済の成長速度たるや、日本の高度経済成長期すら比較にならんくらいや。まさに「駆け抜ける中国」である。


 日本の高度成長期には、日本人の経済力のみならず、日本人の言語能力がラジオ・テレビの普及を通じて飛躍的に向上し、それが、日本の「純国産技術」を磨き上げてんやな。わが国の自動車メーカーは、外国の自動車メーカーを「手本」としながらも純国産技術をせっせと積み上げて大きなって、終には他国になかなかマネでけんハイブリッド車を開発でけるまでに成長した。新幹線や加圧水型軽水炉など、海外に高うに売れる技術は枚挙するに暇がない。


 これに対して中国の産業体質はでや?そのGDPを押し上げとる力は、何のこっちゃあらへん、海外の有力な会社をカネにモノをいわして買い漁っとるからと違うんけ?要するに、この国には技術の蓄積があらへんねんやんけ。


 過去のノウハウの蓄積あればこそ新規性の高い発明や技術の進歩が為され易いちゅうことに、まず異存はあらへんやろと思う。しかるに現在の中国の状況はちゅうと、石景山遊園地の「ドラえもんのパチもん」やの、「Wii」とちごて「Vii」やの、オリジナリティもなければ遵法精神も乏しいと来たもんや。こないな有様では、技術者に画期的な発明をしようちゅう意欲も見出せんし、万博テーマソングみたいに世界に向けて発信する著作物まで平気でパクる国民性で、日米欧の会社から信用でけるビジネスパートナーとして見てもらえるとは到底思えんのである。


 日本は、64年五輪、70年万博を経て、ドルショック・二度に亘るオイルショックを乗り切れたんは、それまでの技術的な蓄積があったればこそである。船でも鉄でも食えんようなったら半導体半導体でも食えなくなっても次の食うための手段を自力で開拓でけるだけの力はあるはずや。バブル崩壊は相当な痛手やったが、そこからでも這い上がった地力は素直に認めるべきやろう。


 中国の沿岸部では、既にバブルが膨らんでおるし、これが弾けるのも時間の問題と見る。そないなるとその悪影響は海を越えて日本にもやって来るし、リーマンショック以上の経済恐慌状態に陥る危険がある。景気の引き締めが必要やねんけど、唐王朝以来空前の勢いを誇る彼の国の当事者からは、その危機感が伝わって来ェへん。早ければ、上海万博閉幕前に「その時」が来るかもわからんちゅうのに。


 要するに、中国の足腰は脆い、と言わざるを得ない。今の日本の経済は中国に過度に寄っかかっとるが、これは極めて危険である。今のうちからリスク回避・分散策を打っとかんとエライ目遭うで。