E-BOMBERのアホアホブログ

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普天間の関空移転は妙案か?

 大阪府橋下徹知事が、米軍普天間基地機能の一部を関空に移転する案を提示した。


 蓋し妙案かも知れん、ちゅうのんがわしの率直な感想である。ちゅうのんも、亜音速で飛ぶ旅客機と、遷音速・超音速で飛ぶ軍用機では、その撒き散らす騒音のレベルが桁外れに違うちゅうことと、財政再建団体一歩手前の泉佐野に恩恵を齎す可能性があるからや。


 耳を聾する爆音を轟かせて宜野湾の市街地を掠め飛ぶ米軍機の様子など、伊丹空港周辺住民の想像を絶するモンやろう。こないにやかましい騒音源は、海上に移すんが適当なんと違うかな?滑走路が2本では足りんいうて大阪湾埋め立ててもジュゴンは迷惑せえへんやろしの。伊丹から再び国際線が飛ぶようになったら喜ぶ人も多いやろし、わしが「南海高野線汐見橋」呼ばわりした神戸空港の有効活用にもつながる。


 関空の対岸のりんくうタウンには遊休地がようさんあるやろから、米兵の家族が暮らすコンドミニアムぐらいやったらナンボでも建てられるやろう。ただな、米軍に言うとくけどな、あくまでも居住してもらうんはコンドミニアムやで。普天間基地内みたいにゆったりとした庭のあるコテージ風の建物はよう供給せんで。そんでのうても、宜野湾市民は狭いとこに詰め込まれとんねんさかいにの。ほんでもまあ、米兵とその一家が地元に幾許かのゼニ落としてくれるやろから、疲弊した泉佐野市財政に一定の寄与があるんは間違いあらへんやろう。


 せやかても、これの実現にはクリアしやんとあかん問題が山ほどあるやろう。米軍基地やなんて迷惑施設の最たるモンやし、頑強な反対に遭うのんは見えたある。屈強な米兵に暴行された人の恐怖は想像に絶するこっちゃろうし、米兵がらみの事件や事故の度毎に「日米地位協定」が両国間に暗影を落とす。せやけど、米兵の方が日本人より刑法犯を犯す確率が高いことが立証されとる訳でもあらへんやろ。米兵による犯罪は派手に報道されるだけで、むしろ悪いことするんは日本人の方が圧倒的に多いはずや。本土で「米軍基地移設反対」の運動が勃発したかて、沖縄からは単なる地域エゴにしか見えへんやろう思う。


 ほんでから、関空は沈み込みの激しい洪積層の上を埋め立てた空港で、滑走路増設と保守に巨額の資金を要する。沈降の問題はいずれは解決されるかわからんが、周辺事態への危機感に乏しい民主党主体の政権でもあり、国の台所事情が逼迫しとる時世にあって、難工事になるやろう滑走路増設に簡単に予算がつくとはとても思えん。


 せやけど、わしらはわしらの国をわしらだけで防衛でけんこともまた厳然たる事実や。国による地位協定の改正なども必須の作業ではあろうが、迷惑施設が地元に来るんを反対するヒマあるんやったら、おのれも自衛隊入っておのれの手ェで日本を守れ。