今日（２７日）みたいな鮮やかな逆転勝利を、年に２０試合ぐらいは見たいモンやなあ。西武の石井一久君には、ヤキトリスパローズ時代には何遍も痛い目ェ遭わされてきたさかい、きっちりとリベンジさしてもらえたわいの。
そは言うたものの、低迷してるチームにアリがちな、退嬰的な打撃も目立つのう。初球の甘いストライクを見逃して、二球目以降の厳しい目の球に手ェ出して凡打やの三振やのはあかん。セッキーの決勝打は代わりッ端の初球やったけど、あれは神様桧山やんの同点打が出た直後のイケイケのシーンやったこともあるし、相手投手がルーキー野上君いう見下ろして立てる場面でもあったから、行きやすかった。あないな積極的なバッティングを、中盤のチャンスで迎えた鳥谷君にしてもらいたかった。ほしたら、もっと楽に勝ててたかも知れん。そんでも、石井君のデキはよかったさかい、球数を放らす戦術を採って、それが７回に効いてきたことは素直に評価しやんとあかんのかもな。ただ、球数放らすんはレッド・平野・セッキーとかの仕事で、中軸は初球からでも打ちごろの球が来たら振ってくれやなあかん。
プロ野球は１４０以上の試合をこなさんとあかんモンで、「結果良ければ全て良し」とはちゃう。お気に入りの下さんに勝ち星がついたからいうて浮かれてばかりもおれん。まあ、今日の酒は結構ウマイけどな。
