E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

東北大院ドクター自殺と大学教官の適性(2)

 東北大院でドクターが自殺に追い込まれたんは、大学教官に相応しからざるモンがそれになってしもたからやろ、とわしは思うんだわ。んで、どんなんやったら大学残ってエエんやろかと考えてみるんも無益とは違うやろう。


 わしが行ってた私立工科系単科大学では、研究なんぞろくにでける環境とは違うかったから「研究」は全教官がアウト!「執筆」にしても、自分が書いた専門書で講義をやる教官なんざ殆どおらなんださかいこれもアウト!んで、残りの「教育」にしても、その成果の指標んなるんは、例えば他大学大学院進学実績とかなんやろうけどな。某国立大の院行ったんが一人いてたけど、後で聞く所によるとコネ進学やったそうや。よって全てアウト!(わしはでやったか内緒)

 一応このガッコの入試は英数理(数学は微積まではあったが確率分布はなしで、物理・化学から1科目選択、但し両方受験可)やったから、まあ入学者の資質は並程度はあったさかい、鍛え方次第では結果もちごたやろけど、この有様や。それでも、入試問題は数学こそ全記述式やったけど、英語に理科は半分がマークシートやったから、日本語がお粗末な志願者をスクリーニングでけんかったな。国語力があかなんだら専門書読まれへんし、そんなん学生とは名ばかりのカスやんけ。まあ、専門書にかて日本語がぜんぜんなってへん(丸谷才一氏によると、かの小林秀雄の文章はチンプンカンプンで、これがとても優れた文芸評論家の文章とは思えんくらいの悪文やそうやないか)のんが少なからずあるけどな。


 まず、マークシートは全廃や。そらあわしかて、採点が遅かったら受験から合格発表まで時間がかかるさかい、不人気大学やったら合格者が逃げてまう事情があるんはわかるで。せやけど、ホンマに優秀な学生欲しいんやったら、それくらいガマンしやんとあかん。エエ問題作って、エエ学生取れた教授を評価するシステムを構築する必要があるわな。理科で計算問題ばっか出してるさかい、東大理Ⅰに「ガラス棒を布でこすると、毛皮でこすったエボナイト棒と引き合うのは何でか?」いう問題に、「磁石になるから」てトンチンカンな解答書いて寄越すアホ学生が出てきたりすんねんで(これデタラメちゃうで)。


 次に、普通の授業ばっかやっとったらあかんわ。そんなんやったら専門学校でもでけるわいな。大卒が専門卒と違う(違わなあかん)とこは、個人として独立して、今までにない、新しい科学・技術を構築でけるかでけんかやんけ。


 大学に入ると、電気回路理論におけるインピーダンスZは、Rをその純抵抗成分、Xをリアクタンス成分として


  Z=R+jX (j:虚数単位)


ちゅう具合に、複素ベクトルとして取り扱うが、高校では複素計算が複雑でわかりにくいいう理由で、マグニチュード(大きさ)で計算させて、位相量は必要に応じて別途表示する。複素記号法は、交流回路の定常状態を記述するんに都合がエエんで便利やけど、高校以下では現に別のやり方で記述してることからもわかるように、これが絶対唯一の記述方法ではあらへんことがわかる。せやさかい、


 「複素記号法とは別の交流回路の記述方法を考案せよ」


てなテーマでレポート書かすねん。新しい科学・技術を開発するいうんはこういうレポート書くことみたいなもんなんちゃうけ?

 ただ、こないな指導をちゃんとでける教授て、日本全国探してどんだけおんねんやろか。


 うーん、予定では2回で終わる予定やってんけど、「教育」だけでもまだ書き足りんわ。(つづく)