E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

今更「インフルエンザA(H1N1)」に変えても遅いやろう

 WHOは先月30日、養豚業者やFAO(国連食糧農業機関)の主張を容れて、「豚インフルエンザ」の呼称を改めて、「インフルエンザA(H1N1)」の名称を用いることにしたという。


 ちょっと考えたら、「豚うんぬん」の名称つこたら、風評被害が出るくらいのことはわかりそうなものを、WHOの連中も無神経やのう。しかも、豚肉を通常の取り扱いの範囲内で調理したりしても、感染の危険はあらへんそうやないか。「食肉界」(実際こういう名前の業界誌があるらしい。コワイ名前や)のみなさんからしたらえらい迷惑な話やんけ。


 「スペイン風邪」いうても、スペイン王室関係者にインフルエンザの症状が出たことが大々的に報じられたからついた名称やそうで、別にスペインが発生地と違うらしい。そんでも「スペイン風邪」がすでに定着してしもたさかい、今に至るまでそのままの状態や。別に発生地の名前つけやなあかんいうことあらへんちゃうの、いうのがわしの率直な感想である。ユダヤ教徒が豚を嫌うイスラエルでは「メキシコインフルエンザ」にしたらしい。この名前でよかったんちゃうんかいや?


 1982年やったか、羽田沖に日航機が墜落したとき、各紙は当初は「逆噴射」機長の実名をバンバン書きたてておいて、件の機長が精神を患ってるてわかった途端、

「A機長」

て改めたんを思い出すわい(これ以降、わしは彼を「カ×ギ×A機長」と呼ぶようになった)。これなんぞは「手遅れ」の最たるモンやろう。


 国や国際機関だけやなしに、マスコミ関係者にも、徒に風評被害を招来するおそれのある表現は極力控えるように願いたいもんやな。せやけども、食害・薬害に関しては「疑わしきは罰する」で望まんとあかんので、それとの切り分けをはっきりしとくことも押さえとく必要はあるわな。