E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの鉄道事情大研究・可部線(2)

鉄道を通すからには、それは旅客輸送だけでなしに貨物輸送にも使えるようにすることが重要や思う。モビリティはトラック輸送には及ばんものの、エネルギー効率は貨物船に次いで高いし、今後の高齢化と人口減少を考えたら、トラックの運ちゃんの確保かて難しなりそうやしの。
 
とは言うたものの、可部線の現行路線はとてもやナイが貨物輸送に向いてるとは言えんし、今福線に繋げるための三段峡までの路線にしたとこで、短絡線にするからにはある程度の急勾配区間になることは避けられそうにあれへん。まあ急勾配用の EF62 電機に横軽専用補機のEF63 でもつけたらどないかなるやろけども、そんなんでは輸送コストがかかってしもて、鉄道貨物輸送のメリットが半減してまう。せめて、中勾配用の EF64 単機でもどないかなるように、最急勾配を 25 ‰程度に抑えて、後は北陸線みたいにループ線で凌ぐねん。今の最新型機関車はインバータ制御で粘着性能は抵抗制御車より上がったあるし、どないかなりそうやけどの。
 
ほんでから、貨物対応にするための横川―可部間の路盤強化がまず考えれる。貨物列車だけ貨物専用線造って芸備線に逃す手もあるけども、通勤輸送強化にもなるさかいこの方がエエ思う。あき亀山からの新線ルートは太田川・水内川にほぼ沿うようにして、加計は経由せんと直線的に旧戸河内町(現・安芸太田町)中心部にまで進め、スイッチバックしやんでも旧今福線に繋げるように線形に工夫を加えるねん。
 
新規の電化区間あき亀山三段峡間だけにして、貨物列車は三段峡ディーゼル機関車に牽引機交代する。広島―松江間には登坂能力のある気動車特急または架線集電可能なハイブリッド気動車特急を新設して、浜田以外の山陰線沿線都市にも直で行けるようにして高速バスに対抗さす。広島―浜田間には快速を1日数往復程度運転する。これの車両は現有車両の流用で、停車駅は横川・大町・可部・あき亀山安芸太田町内新駅だけでエエやろう。
 
現実の世界に戻ると、まず、これやったら北広島町経由の完全新線よりも建造費を抑制でけるやろけども、それにしたとこで巨額の投資が必要なることに変わりはあらへん。せやから、現状ではまず実現の見通しはあれへんと言わざるを得ん。それこそ、少々の曲線区間でも高速運転可能な鉄道システムを新たに開発するしか具体化の道はナイとさえ断言でける。これからの連載では、そないな鉄道が開発でけるんか、でけるとしたらそれはどないなシステムなんかを考えもって書きたい思う。(しまい)
 
次回は、そのヒントを与えてくれそうな広島高速交通アストラムライン)の予定や。