E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道(54)

 前にも書いたが、京大中文研究室を狩野直喜から引き継いだ吉川幸次郎によると、中国人は個別的事実のみを尊重し、物事を総合的に判断することが苦手らしい。人民が挙って不動産投資に血道を上げとった思たら、不動産があかんようになってカネが一斉に株に移ったりなんかするとこを見せられては、吉川の説が正鵠を失してへんかったことがよう分かってコワなってきた。

 今回の株式暴落で、邦貨にして何百兆円ものゼニが消し飛んだそうで、しかも中国国外への資本流出が止まらんらしいさかい、上海・深センの株式市場はその大半が中国国内の個人投資家を相手にしとって、元々が海外の機関投資家を受容せえへんかった中国株のマネーが今度はどっかに集中的に移動するてことは考えにくい。せやけど、国が株を買い支えるようなことを平気でやるようなとこやから、やはりどっかに投資先を変えるかそれに類することが行われるんは間違いナイやろ思うど。

 不動産・株があかんとなったら次に考えられるんは投機とかやろうが、これにしたとこで大やけどするんが関の山やろから、こうなったらもう「最後の手段」しか残ってへんやろう。対外侵略や。

 「侵略」言うたかていきなり軍事行動起こしてどこぞを占領してまうような前近代的なやり方やなしに、経済植民地化するんが20世紀後半以降のトレンドやろう。せやけど、日本みたいに先進国としてある程度成熟した国や韓国のように実は中国を警戒しとる国ではそれはなかなかんまいこと行かんさかい、標的は南米やアフリカ諸国てことになる。これらの国に埋蔵されとる資源を囲い込んで、日米を始めとする敵対勢力を資源面から閉め出してまうことかてでけるかも分からんしの。

 そんでも、経済規模の小さいこれらの国々からのアガリなんかたかが知れたあるし、遠隔地だけに運営コストかてバカにならん。こんだけではとてもやないが十数億の口腹を満たせる訳やない。それにや、現地では中国人の正体がバレつつあるようやし、そのうちアフリカは反中大陸になるやろう。しかも、過去にレアメタルの対日禁輸をやらかして、却って国内のそれらの鉱山経営をハタンさしてしもた苦い経験もある。結局最後に行き着くんは軍事行動てことになるやろう。

 戦争も野球と一緒で敵の弱いとこを探してそこを重点的に攻撃するんが一つのセオリーや。せやさかい、いきなり日本とぶつかり合うことは定石では考えにくい。せやから、当面の標的は南シナ海沿岸諸国やな。そうは言うてもここは日本にとっても大事なシーレーンなんで、集団的自衛権行使発動の可能性がナイとは言い切れん。少なくとも米かてそこまでされては最早黙ってはおれんようなるやろう。

 そないなったら世界大戦やけど、最終的には中国は屈服させられるやろう。中国もそこまでアホではないんで強気の発言だけで実際に戦争に打って出ることはムリや考えるんが普通や思う。ましてや、国内に紛争の火種がくすぼってる国が外国に対して釁端を開くやなんて国家の自殺行為やからな。

 わしは、中国がこのままの国家体制のままで平和的に推移するんやったらそれはそれで日本のためにも結構なこっちゃ思うが、中国産の食材なんかどんだけ安う売ってたかて危なっかしゅうて買う気が起こらん。この原因は、国家の制度がいびつやからやろう。それにや、こないに不健全な国がこれから千年も続くやなんて到底思えんし、それどころかよう持ってあと5年ぐらいや思う。

 先の世界大戦が起こった直接的な原因は連合国側が日本をその存亡に関わるぐらいまで追い込んだことにあるねんさかい、それとおんなしように中国を追い込むようなことだけは避けるべきや思う。ほしたら勝ち目がのうても人民解放軍は攻めて来よるかもしれんしの。さはさりながら、あんまし弱腰な態度ではナメられてまうんで、ミュンヒェン協定の愚行を繰り返さんようにする必要はある。

 つまり、日本はできるだけ早うに9条を変えて再軍備を行い、安保法制の不毛な争いを永久に終結さすことである。ほんで、日米豪印にASEAN諸国を巻き込んで「こら中国、スプラトリー諸島パラセル諸島から出て行け。尖閣周辺海域からも出て行け。出て行かんかったらいてまうどワ~レー」言うて最後通牒を突きつけることや。

 こないしたらさすがに中国も引かん訳には行かんやろう。国の面子は丸つぶれになるやろうけれども、逆に、変に中国を立てるようなとこを見せてまうと、そこにつけ入られる虞もあるんで、むしろテッテ的に顔を潰したった方がエエやろう。中国は現在の世界秩序を西欧が構築したことが気に入らんねんから、その理論的根拠である中華思想を粉微塵に砕いたらんとあかんねんやんけ。

 そうは言うても、これは今のオバマ・バイデン政権では期待でけんし、そんでのうても今は大統領選挙直前の端境期なんで西側諸国の足並みも揃わんやろう。欧州ではクリミア情勢やギリシャ問題があるんでなおさら身動きが取りにくい事情もある。

 せやけどな、中国かてこれまでは経済成長にだけ集中したかって、戦争なんかやっとれんかってんけど、その経済があかんようなってしもたんで、集中でけることが戦争ぐらいしかのうなって来つつあるねんやんけ。ナンボ国民のレベルが低かっても、数で来られたら面倒なことになる。来年16年は戦争を覚悟しつつ戦争を回避すべき極めて重要な年になるかも分からんな。(つづく)