E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道(40)

 先日来、アジアインフラ投資銀行(AIIB)参加の是非をめぐる議論が喧しかったが、ここに来てようやっと静かになってきたな。参加賛成派の言うことには、日本の新幹線技術をアジアの途上国に売り込むチャンスが増えるやことの、日本が参加すれば莫大な投資額を背景にAIIB内の主導権を握れるやことの、少なくとも人民元基軸通貨にしようちゅう中国の野望にブレーキをかけれるやことの、その他諸々の意見がある。

 その一方で反対派の言うことには、日本主導のアジア開発銀行(ADB)の敵対勢力を哺育する愚行はやめれやことの、理事会による運営と違うさかい経営の透明性が確保でけんで不健全融資が横行するやことの、日米が参加を見送れば資金調達コストは上がらざるを得んさかいADBや世界銀行よりも高利にせざるを得んやことの、これまた意見が多々ある。

 これらの意見を総合して判断するに、日本はAIIBに参加せんで良かった思う。その理由を一言で言うたら、AIIBは参加国のGDP規模みたらドイツ以外はそない大したことあらへんし、その経営基盤は脆弱や。そんでのうても言い出しっぺの中国自体が泥舟やねんさかい、その中国主導のAIIBが泥舟でないはずがあれへんわい。シャドーバンキングが中国国内向けのサラ金やとしたら、AIIBは国際的なサラ金や。

 それにや、中国がわざわざおのれが損する融資案件にGOサイン出す訳あらへんがな。中国は臆面もなく日本の新幹線からパクった高速鉄道技術を国産技術と称して途上国に売り込むことでゼニ儲けしようとさらすセコい連中やぞ。そんな国がいごかすAIIBが日本の新幹線導入のための融資する訳あらへんがな。融資するかせんかを最終的に決めるんは中国共産党総書記の習近平やねんぞ。

 んでから、これが根本的な問題なんやけどな、中共が目論む人民元基軸通貨化なんか国内のATMからニセ札が吐き出されるような造幣技術しかあらへんことが示す通り夢のまた夢でしかないんだが、AIIBは安倍晋三の目論む「中国包囲網」を切り崩しもって中国の経済援助依存国を増殖しようちゅう狙いがあるんやぞ。そんな銀行にゼニ出すやなんて日本はおのれを縊り殺したいんかアホ。

 とは申せ、日本が参加することによって短期的な利益を得る可能性が高いことは間違いあれへんやろうよ。日本の売りは何も新幹線だけやなしに、インフラ整備のための土木・建築技術もあるんやし、在来線クラスの鉄道車両や線路建設・信号設備の整備とかにも役立てるやろう。高速鉄道は地方経済を地盤沈下さす副作用があるんやし、長距離輸送とローカル輸送を両立さした鉄道網全体の底上げを図った方がエエ国かてあるんやから、日本独自の取り組みにAIIB利用する手ェもあるんやないかとこそ思ワレメ。

 せやけど、それを差っ引いても中長期的には日本が大損こく可能性は否定でけん。市場経済の経験の浅い中共が長期に及ぶ健全な銀行経営を期することなんか果たしてでけるんか甚だ疑問やわい。それこそやぞ、中共にとって憎そい日本が歯噛みするような案件をホイホイ裁可した挙句に焦げ付かしてまうんやないかて、日本人やったら大概の人が思うのと違うか?

 日米が参加を見送ったことによって、AIIBは資金ショートの危険性が大いに高まった。これを埋め合わすためには、少々高い目の金利を設定してでも資金調達せなあかんようなった。そないなったら貸付金利かて高い目にせんとあかんようなるし、それやったら多少手続きが煩雑なったかて世銀やADBから融資受けた方がエエんやないかて考える国かて出て来るやろうて。

 しかのみならずや、中国はここんとこ資本の海外流出の勢いのとどまるとこをしらんし、将来の外貨不足を見越して海外から融資してもろてお茶濁しとる始末やて聞くぞ。こんなんでは、世界最高額の外貨準備高を誇る国が、外貨不足に喘ぐ国に転落するんも時間の問題やろう。来る者は拒まずはエエが、去ろうとする者を拘束する国が外国から信用される訳あるかちゅうんじゃアホ。

 以上のことに鑑みて、日本は当面の損を覚悟してでもAIIBに参加せえへん方がエエやろちゅう結論に落ち着いた。経営主体の中共が瓦解してもたら、当然にAIIBかてハタンすんねんさかい、アジア諸国はそれを狙て大口の融資申し込むんもエエんやないやろか?アジアでインフラ整備の資金調達に困ってる国々は、中共が崩壊するんは2018年前後やろうさかい、それまでは安心してここから無茶な融資引き出してくさい。わはははははははははははは。(つづく)