E-BOMBERのアホアホブログ

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(中国バブル)マンション群は中共の墓標か(3)

 中国・内蒙古のオルドス(鄂爾多斯)市は黄河の屈曲した部分に囲まれたオルドス高原に位置する街で、オルドスは騎馬民族匈奴と中国の歴代王朝が覇を競った草原であると高校の世界史で習った。「ここに匈奴がおるんどす」などとノートに書いて覚えてたんで、わしのしょうもないこと言いはほぼ生まれつきである。

 数年前、そのオルドス市の一角に「鬼城」なる場所がでけたそうやが、中国・朝鮮では「鬼」はオニやなしに「幽霊」を意味する語らしい。李朝時代の朝鮮に攻め入った加藤清正の「鬼上官」にしてもそうである。つまり鬼城は誰も住んでへん街のことで、ゴーストタウンの大きいのんと思えばエエやろう。

 日本にかてゴーストタウンはあるけれども、オルドスの鬼城は150棟の無人団地やから比べるべくもあらへんな。これは要するに分を過ぎた工業立国の負の遺産と言うべきやろう。何遍も言うように、農業立国をしてへん国は工業大国なんかなられへんねんやんけ。


 こない誰の目ェにも明らかなムダが省政府らによって続けられたんは北京の指導の宜しきを得られんかったからやが、残念ながらもう後戻りはでけん。習近平温家宝は不動産投資でガバチョと儲けてるねんさかい、金融緩和の効果がのうなって不動産価格が下落するまで今の策を続けるやろう。無辜の人民はこいつら中央の銭ゲバにムリからつきあわされるんで堪らん。

 そんだけやなしに、一度も自由な空気を吸うたことのナイ人民は、金融商品にリスクがあることを知る機会すら与えられず、シャドウバンキングの破綻と共にスッテンテンになって、自由主義経済のおっとろしさを高い授業料負担して思い知らされることになるんやろうな。

 北京政府が潰滅しただけでは中国の人々は幸せにはなれん。民主化が成ったら広い国土を治めることが不可能になって、国土は四分五裂するやろう。各国家の政情は安定を欠き、工業どころか農業生産も不調になって、飢えた難民が各地で暴動を起こすことになる。

 暴動の連鎖で政権交代が繰り返されたかて市民は腹くちくなるでなし、そこに来てようやっと本来とるべき農業振興策が図られるようになるやろう。ただ、これまでのムリな工業化の禍根は凄まじく、中国大陸の混乱は続く。土質改良・水資源開発などのために周辺諸国の援助を仰ぐことになるやろうが、これまでの度重なる対外非礼や、世界中に大不況をバラ撒いたことによって諸外国の怨恨を買い、援助も思うように進まんのんではなかろうか。PKF(平和維持軍)派遣するぐらいしかでけんかもしれんのう。

 国家瓦解の過程で鬼城は誰も住めんようなるぐらい荒廃して、中共の墓標としてその無残な姿を内外に晒すことになる。あまりにみっともないんで取り壊すべきとの意見が当初は大勢を占めるが、21世紀の「国恥」のシンボルとして残すべきとの意見が澎湃として沸き起こり、オルドス市に1棟だけ残すことが決まる。

 以上がわしの予想やけど、これまでにここのブログで書いてきたわしの予測は尽く外れとる。中共が存続したかてわしら日本人には大した悪影響はあらへんのだが、北○鮮の拉致被害者奪還・救出のこともあるし、こんな前世紀の遺物には早々に亡んで欲しいと願うものでもある。(しまい)