この歌うヤカラ・や〇きた〇じんのことを言い出したら、一般の視聴者でしかないわしでもこんだけブログが書けるねんさかい、死してなお有難い存在やちゅうのんがよう分かる。
や〇きの本領はカメラ目線なって先輩芸人やろうが誰やろうがしばくことにあるてわしゃ思うんやが、後輩芸人イジる時にもその才能は遺憾なく発揮されとった。ほらもうえげつないほどにの。
「新・た〇じんが来るぞ」で前田五郎を招いて「芸人の悩み１１０番」ちゅうのをやっとったことがあった。トミーズの健ちゃんが「僕の悩みは、嫁が太ってることです」ちゅうのにも笑うしかなかったが、圧巻は桂坊枝の「仕事がない」ちゅう悩みで、坊枝が橋の欄干とこで「このままやったらこっから飛び降りなあかんようなってしまいます。どないかして下さい」て言うたときやな。いつもの通りカメラ目線なって、
「坊枝、お前アホやろ。
何でホンマそっから飛び降りへんのじゃアホンダラアホ！
ほしたら仕事来んねやないかアホ」てえげつなくもおもろくも真理を衝いた名回答にのけぞったわいな。確かに、や〇きの番組にしょっちゅう出演しとる落語家が橋から落って複雑骨折したいうたらテレビカメラ黙ってへんわなあ。モロ売名やないかアホ。
んでも、坊枝はこの番組で結構フリートークの技を身につけたみたいで、例えば「オカマバーはあんまし遅うに行かん方がよろしいで。午前３時過ぎたら化粧突き破ってヒゲ出てきますから」（つづく）
