E-BOMBERのアホアホブログ

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「新しいみんなの公民」もあかんかった(18)

 新憲法の3本柱の一つに「基本的人権の尊重」ちゅうのがある。これを細かに見ていくとやな、結構問題があることが分かるやろう。




 思想・良心の自由は、ファシズムやナチズムを信奉する自由をも認めてることになるやろうし、信教の自由にしても、オウム真理教やその後身のアーレフとか邪教としか思えんモンまで自由やちゅうことになるがな。アーレフ公安調査庁の監視下にあるとは言え、現行法制では禁止でけんのである。




 わいせつ画像を規制することは検閲に当たるやら表現の自由の侵害やらで法廷闘争に持ち込まれたことかてあるし、今でも犯罪被疑者は拘置所とちごて留置場にブチ込まれることが多い。




 生活保護が健全に運営されとる訳あらへんし、年金だけで十分生活でける筈もナイんで、生存権についても大いに怪しい。




 いわゆる「一票の格差」があって選挙権は国民一人ひとりが平等にこれを享受でけてるとは言えんし、最高裁判事の国民審査で落とされた奴は過去に一人もいてへんそうやないか。公務員が悪いことしても国民にはそいつを直接クビにすることかてでけんがな。




 ちゅうた具合に、日本の憲法は大層ご立派なこと書いたあるが、その運用は法整備の不完全性もあるんかしらんがお粗末極まりない。選挙期間中で争点にもなったあるが、9条2項は即刻改めた方がエエ思う。せやけども、その他の条項についてはそれを変えるよりも前に、それが空文化してへんかどうかを実際の法の運用と併せて詳細にチェックする必要があるんちゃうけ?




 ただ、政府や国会にそれを過剰に期待するんは、「0増5減」を巡る与野党のゴタゴタでも分かるように、「八百屋に行って魚をくれ」言うようなものである。残念ながらハレンチ極まりないマスメディアにしか期待でけんのである。




 憲法は公民科の最重要項目の一つなんで、なるたけその多くを採り上げやんといかん。このシリーズ今年中に終わらんかもしれんのう。(つづく)