E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

わしは「経験集約型産業」労働者じゃ

 前にも書いたが、わしはアホである。


 故に、知識集約型産業労働者にはなれんかった。


 「半導体集積回路設計業務」て聞いたら、世間では知識集約型産業の労働者と見てはくれるが、実際やっとることちゅうたら、全くちゅうてエエほど、創造的な仕事とは違う。RPGよろしく、従業員の経験値が一番モノを言う、「経験集約型産業」なんである(こないな用語あるんけ?)。少なくとも、普段の業務で必要な知識レベル言うたら、判で捺したみたいな大学3年程度のデジタル電子回路の知識だけやで。あとはせいぜい高校生並の電気回路の知識(フーリエ解析どころか複素記号法もいらん)と、世間一般の日本語ぐらいやろう。


 いや、わしかて経験を蔑ろにするつもりは毛頭あらへん。そんなん言うたら、「クーロンの逆二乗則」かて「経験則」やねんさかいのう。あの、F=q1q2/4πε0r^2ちゅう公式は、未だに理論的に説明つかんねんで。


 世の中を動かすんは、真の意味での知識集約的産業労働者である。わしが考える広義の「知識~労働者」は、一般水準を超えた知識(一応の目安として、大学の専門基礎課程以上の知識)を武器として仕事をする労働者や。狭義のそれは、主に大学専門課程以上の水準の知識を土台にして、これまでにないモノを創造しィ、あるいは未知の知見を人類に付加する可能性を備えた人材やで。ごく稀にやけど、専門的知識なしに世紀の発明・発見するファラデーみたいな人もおんねんさかい、わしらも諦めたあかんねんけどな。


 とまあそういう具合に、世間の「知識集約型産業従事者」であるか否かの判断指標は甘いと言わざるを得ん。どっちにしても労働集約型やちゅうことには異論は出ェへんやろうが、「知識」と「経験」の間のその仕事の質には雲泥の差ァがある。経験集約的労働はルーチンワークと大差あらへんし、個々の労働者の能力によるパフォーマンスにも大きい開きはあるやろが、彼らの与えられた仕事の種類によっては、折角の資質を殺すだけでしかないことかて往々にしてあるやろう。


 故に、ここに「経験集約型産業」なる労働集約型産業の一形態を提案し、外貨獲得以外に自存自営の道があらへん日本の労働にかかる問題を少しでも改善が見られることを冀うものである。補記するに、折角今回労働問題に関する新たな造語「経験~産業」を思いついたにも関わらず、このブログの著作権がわしに帰属するんかアメーバさんに帰属するんかがわからんのんが遺憾であるw。