E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

教育は大学院博士課程まで全部タダでエエ。但し、条件がある。

 今週の日曜も今週の日曜とて「や〇きのそこまで言って委員会」見とったが、寺脇研・京都造形芸術大教授てパーやな。


 「みんな塾に行くから塾に行かざるを得ない」なんてことは二十年以上も前から言われて来たこっちゃけど、「みんながみんな塾に行くのは辛坊(よみうりテレビ解説委員長)の近所だけだ」やなんて、世間についての認識がどんだけ低いか。この部分だけ切り取ってみても、ゆとり教育の蹉跌も当たり前かて思てまうで。所詮文部官僚くずれなんざこの程度やと言われたらそれまでやろけど、こんなんが現在の教育問題をしたり顔で話すんを聞いてると虫唾が走るわい。


 知識を詰め込むだけではあかんちゅうのんはわしにもわからんではない。せやけどの、高校程度の知識を土台にして、いわゆるクリエイティヴな仕事ができる人間なんざ数えるぐらいしかおらんど。そんなんは芸術とか職人の世界とかやったら結構おるやろけどな。現実は、大学に入ってからでさえ、専門的な学問を理解するために必要な知識を入れやんとあかんのである。んなモンやさかい、大学の卒論程度で、人類に新たな知見を付け加える程の研究成果などまず出てくることはあらへん。大体、事物の具体的な知識が欠如しとるヤツの書いた研究論文なんざ読むに価せん。むしろ、高校はおろか大学の教養課程までは詰め込みを行うべきなのである。辞書に載ってない語を探すには辞書が要るに決まっとるやんけ。


 宇宙人が高校までの公教育の授業料を無料化したいなどとほざいておるが、少なくとも現状ではこんなん絶対反対やな。何でっちゅうたら、世の中に、高校どころか小中学生にも劣る頭脳程度の高校生がどんだけようさんおる思とんねん。そんな連中のためになけなしのゼニ使うやなんて、ドブにほるに等しい愚行やで。

 せやさかい、勝谷氏のいう「バカロレア」にわしは賛成であるし、大学だけと違て、高校入試にかてバカロレア的なんを採用して欲しいて思う。これまでは、中学で習うたことの6割もよう理解せん衆までムリから「高校」と名のつくだけのとこに押し込めとっただけであり、「せめて高校出とかんとカッコがつかん」てなセコイ料簡の連中をとりあえず満足さしたっただけのこっちゃってんやんけ。どうしても高校行きたければ浪人しなさい。高校受験予備校なんぞ行かんでも、問題集ちゃんとやれば6割はクリアでけるて。


 勝谷氏はまた、入口(入試)だけやなしに出口(卒業要件の厳格化)もどないかせよと主張しているが、これにもわしは賛成である。大学入試が終わった途端にアホになるんが少なからずおんねんさかいの。例えば、国公立大学大学院の入試に合格でけんかったヤツには、学士の学位は出さんかったエエねん。ぶっちゃけた話、わしはこれで授業料の安い院に入った。院入試いうたかて、そないむずいことはあらへん。競争率だけで見たら、公立高校入試と大して変わらんし、現行の大学入試が「落とすための試験」なんに対して、院試は「入れさすための試験」や。ほんでも、あんましえげつない成績やったら落とすやろし、そんなんに研究室やらゼミやらに残られたら指導教官も困るやろう。受験生が増えたら難易度も上がるやろうし、学士の質や世間の評価も違てくるやろう。ほんでから、いわゆるボーダーフリー大学の淘汰に役立つかもわからん。


 こないして、高校生や大学生の質が保証されるんやったら、公立高校といわず大学院博士課程まで全部ロハにしたかてエエねんけどな。でもなあ、文部官僚の天下り先を増やす目的で要らん大学を乱立さして来た体制が、一朝一夕で改まるんかのう?