E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

領土係争と拉致問題解決のために再軍備は必要ではないのか

 わが国は三つ(北方領土竹島尖閣諸島)の領土係争問題を抱えている、世界でも珍しい国や。北方領土にはいわゆる4島の他に、国際法上帰属未確定の地域(南樺太と北千島)も含まれとるとわしは思う。そらあそうやろ。1875年の樺太・千島交換条約で千島全島の領有権を獲得し、1905年の日露戦争終結直前に長岡外史参謀本部次長の建言を容れて陸軍が樺太を占領し、ポーツマス条約でロシアからその北緯50度以南を割譲さしたんやったな。サンフランシスコ講和条約旧ソ連は参加しておらんし、GHQの占領方針に言う「領土たる附近の島々」には、少なくとも北千島を含めることへの非合理性は見出せんわいな。北千島を領土とせえへんかった当時のアホ官僚のおかげでわしら迷惑しとる恰好やねんけど、今のアホ官僚とアホウ総理の連携プレーで、この2地域はヘタすると永久に日本に帰って来ェへんようなったかもわからん。なんで豊原なんぞで日ロ首脳会談さしたんじゃい?

 拉致被害者は百人を優に超える言われとるが、帰って来たんはほんの数人や。あないなどうしようもない国にナメられとってどないすんねん思うけど、まあナメられてもしゃあないわな。何でや言うたら、日本は異常な国やからやないけ。日本海上を航行する不審船を見っけたかて、海保も海自もよう手ェ出さへんかってんもん。普通の国やったら銃撃してでも停船命令下すとこを、わざわざそこの国の領海までお見送りさらしとんねんからな。

 有体に言うたら、日本の憲法が異常やいうことやな。第三国からの侵略を拒ぐために、国民に兵役の義務を課するのが普通の国であって、あらゆる軍事的行動を否定するなんてことしとるんは日本以外にわしゃ知らん。たかが海賊追っ払うごときに国会議員が右往左往しやなあかんなんざ滑稽としか言い様あらへんわい。こないなこと言うただけで「右翼」「保守反動」「軍国主義者」やなんて寝言吐かす平和ボケさらした奴は相手にしたないねんけど、未だに再軍備に関する発言は完全に非タブー化されとらんのんが現状やさかい、まだまだ地道な説得が必要な段階なんやろな。

 外交が威力を発揮するためには、軍事力のバックアップがなかったらあかんいうことを理解でけん国民がようさんおるのんも問題やろな。アメリカは軍事大国やからこそ「スマートパワー」やなんて余裕かませんねんど。考えても見ィよ。ここに、めっちゃ優秀な外交官がおったとしようや。せやけどそいつの国の軍事力が


「吹き矢を持って槍持って(30年前のビー〇た〇し調)」


やったら、なんぼ巧みな言辞を弄したところでせせら笑われるんは当たり前やないか(いや、抑もいつも日本の外交官が優秀やいう保証なんぞどこにもあらへんやろが)。せやから言うて「直ちに核武装せえ」やなんて言うのんは余りに性急に過ぎる(今の「潜在的保有国」いう立場は、これはこれでええと思うで。核は持ってるうちが花で、撃ったらしまいやし、しかも日本国民の核アレルギーの処方箋はまだあらへんのやからな)。核兵器は置いといて、まずは「普通の国」になるこっちゃ。「普通の国」いうたら、軍隊がデフォルト(憲法の範囲)で無制限な軍事行動を起こすことができて、法律でその行動に制限を加えられた国のこっちゃ。日本の自衛隊はまるで逆で、憲法でその存在を否定されて、法律で許された行動しかでけん「おかしな軍事力」やな。

 平和憲法を堅守した挙句、第三国の攻撃によって国土を奪われて、第三国人の定めた法に基づいて行動しやなあかんやなんて、たといそれが現今の制度よりマトモであったとしてもわしゃ御免蒙る。民族自決は何者にも代えがたいモンやし、被占領民の処遇なんて、宗主国の気分次第でどないにでも変わるやろしな。レジスタンス活動は想像以上にきついやろし、そんなんようせんわ。


 わしかて戦争がやりたいわけやあらへん。軍旅が起こったら、悪くすれば召集されるかもわからんし(4師団8連隊隷属の、逃げ足だけは速い兵卒)、弾が当たった痛いやないか(痛いで済めばまだええけど)。それにやな、タコヤキもお好み焼きもフグも食われへんようなるやなんて辛いがな。わし自身でのうても、世界各国に「日本軍」が派遣されるケースが増えることは覚悟しやんとあかんしな。せやけど、それは世界の先進各国が既にやってることやし、「平和憲法もってるさかい軍隊はよう出さん。ほんでも日本が攻め込まれたら守るの手伝ってや」ちゅうのは虫が良すぎるやろう。世界大戦レベルでのうても、日本が戦争して負けそうな国は少なくとも二、三カ国はあるやろし、国や地域の集合体を含めたらもっとやろう。せやさかいに、集団的自衛権を認めんかったら日本はあむないちゅうねん(例えば朝鮮半島全域が某軍事大国の手ェに落ったら日本は喉元にナイフやぞ。韓国防衛のために動員下令やむなしや)。ほんで、軍隊を持って外交力を身につけたら、領土や拉致の問題もこれまで以上の進展も期待でけるやろし、同盟国が「無名の師」を持ちかけてきても毅然としてこれに反対でけるやろし、いや、そないならんとあかんねん。


 国連は平和機関とちごて、言うたら「グローバルなNATO」で、ヤルタ・ポツダム(乃至はマルタ)体制の維持装置やそうやないかい。日本の軍事行動が現体制を危うくすると取られると「敵国条項」が息を吹き返すかもわからん。つまり、国連から多国籍軍を差し向けられるから「日本軍」の暴発する危険は少ないて言えるんちゃうかな?ただこの「敵国条項」の縛りがあるちゅうのんはあんまし気持ちのエエもんと違うし、やっぱし安保理常任理事国なって撤廃を求めなあかんのやろうな。まあ、国連の加盟国の大半は独裁国やいうし、期待しすぎもアレやろな。


 国防は国民全体が考えるべき問題や。官僚や政治屋だけに任しとくと、またぞろ「昭和の誤り」を繰り返すで。