E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道(63)

 ある国の事情を語る際に避けて通れんのんが、その国の宗教や思想である。せやけど、これがわしのように無教養な衆に立ちはだかる問題になんねんな。そんでのうても「うっとこの宗教てぶったん(仏壇)あるさかい仏教なんは分かるけど何宗やったかな?南無阿弥陀佛け?それとも南無妙法蓮華経け?」て葬式の時に慌てふためくことになんねんやんけ。それでは南無釈迦牟尼佛の立場があらへんがな。禅宗では浄土宗・真宗日蓮宗みたいにお題目を唱えるんやなしに「禅と公案臨済宗)」や「只管打座(曹洞宗)」とかやからな。

 かような具合に一般の日本人は宗教問題に弱い。わしも若いころに福永光司道教と日本文化」を読もうとしたけど挫折したことあるからな。仏教・儒教道教が中国の三大宗教やねんから、中国研究家は絶対にこれらに通じとかんとあかんねんけど、電気屋には無用である。

 道教老荘思想がその先祖らしく、飲めば仙人になれる仙薬を実現することがその一つの究極的目標やそうで、漢方などいわゆる東洋医学にその源流を求めることがでける。せやけど、日本爆買いツアー客が「日本の漢方薬の方がよう効く」言うて大量に買うとるらしい。中国発祥の文化が色濃く残ってるんは文革で文化がワヤんなってしもた中共やなしに、西暦894年に遣唐使を廃止した日本国の方であるんはようでけた皮肉やなあ。童話やauのCMで知られる浦島太郎伝説かて道教が元やそうやしな。んでもって、屠ヨウヨウ氏が中国初の科学部門のノーベル賞受賞でけたんはこの道教文化のおかげちゅうことか。ノーベル財団はあくまで個人の受賞やちゅうことを強調してるそうやがの。

 せやけど、仏教はともかくとして、儒教の方はノーベル賞研究者を輩出さすことの妨げになっとることは間違いなさそうやな。師弟や長幼の序を重んじる儒教やと、師匠が学問的に誤ったこと主張しとったかてそれを正すことさえ許されへんことになるからの。せやけど、自然科学ではそんなん通用せえへんこっちゃのに、中国ではどうかしらんが韓国ではそれが罷り通っとるのやないのんけ?日本でも封建的統治に都合がエエことから江戸期まで朱子学が奨励されとったさかい、明治に入ってからも北里柴三郎が師の唱える学説を否定する論文を書いて青山胤通が牛耳る帝大医学部から排斥されたんやなかろうか。かような具合に、我が国においても儒教の弊害が議論されるべきや思う。

 さはさりながら、主に武士階級の人格の陶冶に果たした朱子学の功績はそれなりに評価さるべきであり、現在に至るまで儒教が広く日本人の心の拠り所となってることも否定し難い。それが中国では共産主義的統治の妨げになるとして排斥され、朝鮮半島では単に年長者が年少者を体よく抑圧するするための道具にまで堕落させられてんやんけ。いやはや、この無残なさまを見せられては、孔子孟子も地下で呆れてはるんやないやろうか。(つづく)

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