昨日（２９日）朝の伊良部氏の訃報には驚くとともに気が滅入ってしもた。自分が過去に球場に足を運んで声援を送り、勝利投手になるとこを見届けたことのある選手やったからなあ。報道では自殺と見られてるから尚更や。応援してた往年の選手がこういう最期を迎えるとこだけはもう見たない。
プロの選手、特に伊良部氏みたいなスーパースターには、ファンに夢と希望を与える義務がある。嘗ての名選手が絶望の挙句自ら死を選ぶやなんて、それに真っ向から背くこっちゃないやろうか。一部では、破産状態にある掛布氏をも危ぶむ声まで挙がってるみたいやが、もちろん掛布さんにはそうなってもらいたくない。８５年の３連発の伝説の英雄までもそんな形で失うやなんて堪らん。
伊良部氏には、現役続行か、それが適わぬまでも野球人としての活動継続の意欲があったと思われる。少年野球の指導者も立派な野球人としてのあり方の一つやったとわしは思う。でも、氏はそれでは意に満たんかったんやろなあ。
２９日の勝てる試合を勝てんかったこともそれなりに悔しいが、今朝はそんなん比べ物にならん無念さを味わった。嗚呼。
