中国は経済大国や技術大国を目指す前に、農業大国にならんとあかん。そのためにはまず、治山・治水をやらんとあかんのだが、中国の森林面積はムチャな開墾や盗伐などで急速に減少したあって、黄河の水は次第次第に涸渇に向ったあるそうや。水に困る国が工業大国になれるほど世の中は甘ないんじゃいアホめ。
そればかりか、国内の農業指導は宜しきを得ず、塩害による塩の沙漠が速いペースで拡がったある。この分では農業大国化すら絶対不可能で、「中共が2030年代に米国に代わって世界のヘゲモニーを握る」とか吐かしとる連中はアホである。
「(中略)支那に存在する私の一二の友人の通信に拠っても、支那の学者や老政治家の中には、日支の関係に就いて穏健なる意見を有する者も稀有でないことがわかる。ただ支那人の通弊として、此等の先覚者が徒に一身の保安のみを顧慮して、その所信を発表することを躊躇するのは遺憾に堪へぬ。私は之等支那の先覚者が、奮って口に筆に、大衆の啓蒙に従事せんことを切望する。支那国民にとつては、反省自制が一番緊要であり、その反省促進は、支那の現状では、思慮ある先覚者の発奮に期待する外ない。この期待が無効とならば、日支の共存共栄の実現も、先づ絶望と断ぜねばならぬ」
言うまでもなしに、言論統制され学問の自由なんかあらへん現今の中共では、「穏健なる意見を有する者も稀有ではない」かもしれんが、それを表白でける環境にあれへんさかい、その意見はナイに等しい。日中は友好関係になんぞなれんが、普通の交際を始めるに当たって絶対に必要なことは、まず中共が崩壊することに尽きる。