E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道(41)

 わしが数年以内の中共崩壊を唱える理由は歴史にある。中韓は事ある毎に日本に向かって「歴史認識歴史認識」とアホンダラ教(帯谷孝史)いや阿呆陀羅経のように言うて来よるが、こいつらの吐かす歴史はおのれらに都合のエエ歪められた近現代史だけであって、古代史・中世史なんか眼中にないみたいやな。

 中国に限らず、一大国家が滅亡する原因で最も多いんは内部からの腐敗やからな。秦始皇帝は「秦を亡ぼす者は胡なり」の予言から異民族侵入を禦ぐための長城を築いてんけど、「胡」は「えびす」とちごて実は二世皇帝(胡亥)のことやった。

 確かに、前漢以来中国歴代の王朝は周辺の異民族対策に腐心し続けたし、五胡十六国の混乱期も存在した。唐にしても異民族勢力の侵入によって弱体化したし、北宋女真族金王朝に征服された。その金と南宋を武力でもって飲み込んだんがモンゴル勢力の元やな。後金(清)かて李自成の順王朝を倒して中国を統一してんやったな。

 せやけど、その王朝交代の過程を見るにつけ、ほぼ例外なしに政権の腐敗と経済の混乱が存在する。唐玄宗は即位当初こそ「開元の治」を現出したが、後に楊貴妃の色香に溺れ、その楊貴妃の寵愛する安禄山に叛かれて蜀に蒙塵したんやったな。北宋徽宗は文芸史上名高い帝やけど、それは裏を返したら宮廷予算の蕩尽による所が大きいて、それによる国力の弱体化が金の侵略を招いたて言えるやろう。李自成が明に対して叛乱を起こした直接の原因は崇禎帝による駅站制度廃止による失業者の大量発生やけど、さらにその背景には国を支える立場にある士大夫階級の専横があって、帝一人では李の叛乱や後金勢力撃退に対処でけん状況になってしもとった。

 つまり、中国歴代の王朝交代はその禅譲放伐の如何に関わらず、政治・経済がわやくちゃになったことが直接的ないしは間接的な原因になったあることに疑念を差し挟む余地はナイ。んでもって現在の中共はどないかて、政治は言うに及ばず、経済かてあちこちに綻びが生じたあるやないか。

 AIIB(アジアインフラ投資銀行)設立にしたとこで、要するに社会資本輸出のために必要な資金を国内で調達でけんようになりつつあることを見越した苦肉の策とも見て取れる。これを、歴代王朝末期に外部からの侵略者に兵を差し向けるために人民に重税を課すことで却って叛乱の火ィに油を注いだ過去の教訓を活かした策と取れんこともないが、AIIBに日米両国を引き入れることに失敗して運用資金調達コストが跳ね上がってしもたさかい、じわじわとおのれの首を真綿でもって締めることになるやろう。いやいやそれどころか、中国共産党がこれを私物化して使い込んでまう危険すらあるで。理事会による透明性の高い運営を拒否しとるんやから、そない疑念持たれたかてしゃあないやろう。

 つまり、英独仏伊らG7がAIIBに参加したんは、EUが全体的に不況に喘いどる昨今の経済事情もあって、正に当面の利益を確保するための機会主義的な行為でしかあらへんのと違うか?最初の儲かってる時だけ乗っかって、雲行きが怪しなったらさっさと資金を引き上げるぐらいのことは何の躊躇もなしにやるやろうよ。さながら、三井がコール市場から資金を一斉に引き上げて鈴木商店を潰したみたいにな。

 とまあそないな具合で、現在の中共も政権腐敗と経済混乱の只中にある。毛沢東時代の中共やったら締め付けによって姑息な延命ぐらいでけそうやが、改革開放によって市場経済に移行して、しかも北京五輪を開いて外の空気を吸うてしもた今の中国人に対してんなことしたらそらあ国内のどこそこでデモやら暴動やら起こるわいな。「大本営発表」の経済成長率7%台の数字を額面通り受け取るようではあかんよ。

 「過去に対して目を閉ざす者は現代に対しても盲目になる」とはヴァイツゼッカー・旧西独大統領の至言やけど、彼がこないな発言をした背景には、連合国がかつての敵国ドイツに対して疑念の眼差しを向け続けとったことがある。歴史は自国を美化するためのものやなしに過去から教訓を得るためのものやから、今日の特定アジアに向かってはむしろ「過去にばかり拘泥する者は現代に対して盲目になる」て言うべきやろう。(つづく)