E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

速報・中共崩壊への道(9)

 朝日の社員からは、「朝日は誤報を認めたがらん」との声が上がったそうやが、そのせいで高いツケを支払わされることになったな。つまり朝日はただのええかっこしいやった訳やな(ただ、辻元清美みたいにあんまし人をええかっこしい呼ばわりしたら、塩爺みたいな人から「あんたの方がええかっこしいやと思う」て逆襲される教訓もある。せやけど、朝日はあんまりやから敢えて言うことにする)。こんなええかっこしいの朝日をどないやったらマトモな新聞に変えれるモンやろかと、シロートながら考えたなった。

 まず、朝日は代表権のある社長・専務及び主筆・論説主幹・東京本社編集局長・取締役(編集担当)の交代は当然として、創業家である上野家(上野尚一)・村山家(村山美知子;一名ヒ○テリーバ○ホール)の影響を排除することから始めるべきやろう。朝日新聞社社主の肩書きを背負っとる以上、社の責任を何も負わせん訳には行かん。新社長は北上いや池上彰氏やったら世間ウケもエエやろうよ。ムリやろがの。

 ほんでから、全国高等学校野球選手権大会の主催を降りるべきや。これは元々が記事の夏枯れ対策から始まったイベントやけど、こんなんは別に朝日が主催せんでも、少々分量は減ったかて記事にはでけるやろう。それに、記事が減った分を論説・評論に注力でけると前向きに考えるべきや。ネットや放送の最大の弱点は、その速報性ゆえに論評がおろそかになりやすいこっちゃからの。しかも、これからは主催者やのうなんねんさかい、開会式の模様を伝える予定調和的で紋切り型の文章をひねる手間(これが結構大変で、社切っての名文家に任される)が省ける利点もある。中身がスカスカのことを大層に表現するほど社内の人的資源の無駄遣いはあらへんさかいの。皮肉に聞こえるかもしれんが、こんな無意味なことばっかさしとるさかい、記者はアホになるんである。

 近年の新聞はiPSやのSTAPやのと高度に学術的で難解な事象を取り扱う機会が増えて来たが、はっきり言うてしまえばそんな記事を書ける専門家を社内で一から育成するなんてことはでけん。んなことするよりか、脂の乗った専門家を社外から招聘した方が間違いは少ない。それにや、専門家は専門家でなかったら育てられんからや。これら専門家を編集局内の各部に最低2人以上配置して、定期的に各部内の問題点を専門家の立場から洗い出してもらうんである。外報部・学芸部・校閲部・調査部・整理部などは全員専門家でもエエぐらいや。専門家で固めることによって、軽うて煽情的なだけの記事を排除することも目的になる。

 朝日は労組みたいやと言うたが、人事はお役所的で、出身校のレベルの上下だけで出世コースに乗るか否かがほぼ決まってまう。それだけならまだしも、百目鬼によると後でアホがバレても一度エリートコースに乗したら最後まで行ってまうちゅうんやから始末が悪い。これは権威主義が染み付いた結果で、人事局も編集局と同様に局長を筆頭に専門家を外部調達し、でけるだけ客観的に人物評価でけるようにして、権威主義を排除するしかあらへんやろう。権威主義いうたら、朝日は文化人やその子弟に弱い。でもこれからは縁故採用は無論のこと、それが別に誰とは言わんが文化人の子であったかて、無能やったら採用すべきやない。インサイダー情報によると「○○漱○の孫(○○房○○氏に非ず)はホンマにアホで使い物にならん」かったらしいのう。編集や人事で使えん連中は国内総局か支局出向で、そこでもあかなんだら業務局・印刷局(工場)・出版局(朝日新聞出版)にでもほり出して、アホはクビにすることを恐れてはいかん。OBは間違うても高野連なんかに天下りささんこっちゃ。んでから、プロパー入社の記者崩れが大学教授に転職することもできたら遠慮願いたい。アホ大学乱立の原因の一つがこれやねんさかいの。

 工場で思い出したが、党機関紙やそれに類する新聞は、ナンボ輪転機が空いてるからいうたかて刷らん方がエエやろう。んなことするさかい筆が曲がるねんやんけ。ちゅうか、これからは駅売りを除けて基本は電子新聞に特化して、他社の圧力を排除することが必要やろう。工場や印刷局にはリストラの大ナタを振るう必要があるし、販売店の整理のための負担も重いやろうが、これをやらんと生き残れんよ。

 労組的組織を改めるには、非管理職社員が自由に労組に入ったり入らんかったりでけるオープンショップにするか、専門職は全員次長職以上の非組合員にして、労組は新卒組の非管理職に限定するしかあれへんやろう。さなぎだに、ユニオンショップは御用組合になりがちやし、労働問題を記事にするブン屋の会社んとこの労組がそんなんでは示しがつかんやろう(産経労組にはこの批判があるらしい)。労組に批判的な勢力が第二労組を結成するんはそれこそどっちかが第二人事局になってまうから自制すべきで、ユニオンショップ協定を締結するにしても組合活動をオープンにするのも有効なんやなかろうか。労組機関紙を毎号新聞購読者に限って公開するとかの。

 新聞は第四の権力と言われるさかい、それを取り扱う人間には高い識見と倫理観が必要とされる。せやのに、んなとこに4年制大学出ただけで知識も経験も乏しい若い衆をようさん入れてどないすんねんな。「吉田証言」にせよ「吉田調書」にせよ、経験の浅うてアホなトロッコの洞察力不足とミスリードが招いたこっちゃないのけ。記事を足でひらうちゅう記者の基本もなっとらんがな。池上彰氏の原稿不掲載など言語道断で、一片の弁護の余地もあらへんし、週刊新潮週刊文春の朝日批判の広告の黒塗りなど検閲を連想させ、「護憲の朝日」の名折れやろう。

 4大卒など一人も入れるななどとは言わんが、専門家で固めさす理由は「エセ文化人との論争」要員確保のためでもある。朝日が大韓民国も真っ青なぐらい事大主義に染まって堕落した最大の理由は、こいつらの圧力に屈したことにある。かなり古い話やけど、79年年初の都知事選は鈴木・太田・麻生三つ巴の争いて言われたが、前年末には朝日の読書委員などを務める都留重人氏擁立の動きがあった。都留氏を推す学者・文化人グループの代表格の宇沢弘文・東大教授が飛鳥田一雄社会党委員長に「社党が総評(現・連合)の推す候補(太田薫氏)をやむなく決めたら、党に対する平和政党の担い手としての信頼感はなくなる。候補は都民レベルで決めるべき」言うて太田氏擁立を阻止にかかった。百目鬼はこれを「革新乱立阻止のための被選挙権の侵害」「都民レベルなどとオピニオンリーダーを気取るな」て批判するコラムを「週刊朝日」に書いたらしい。ほしたら都留氏が「週朝」編集長に抗議しよったそうや。せやけど「週朝」側は「事実関係は朝日記事の通りなので、政治部に抗議してくれ」言うて論争を避け、しかも都留氏が出馬を断念したこともあってこの件は沙汰止みになってしもた(「新聞を疑え」より)。どうせやったら紙面で論争展開したったらオモロかったやろし、国民にも紙面を通じて真の民主主義の姿を見すことがでけたやろうに、残念無念。

 百目鬼は同書でこの都留氏らエセ文化人らの行動様式を当時の朝日のそれとよう似てると評し、朝日や新聞全体の未来を憂いていたが、果たしてその通りになってしもたな。つまりは、こないな軽佻浮薄の輩に真正面から挑みかかって完膚なきまでしばき倒すことによって、社にそういう連中を寄せ付けず、しかも社におるパチもんの人材を叩き出すことをせえと、百目鬼は言いたかったのやなかろうか。んで、世間を瞠目さすぐらい高度かつ遠慮会釈ない論争がでけるのんは、入社してまだ日の浅いバリバリの論客ぐらいしかおらんやろう。

 日本にクォリティーペーパーなんざ存在せず、どこともエンタテイメント紙に毛ェの二・三本生えた程度に成り下がっとる。今はそういう状況やからこそ、日本で最初の高級紙になれるチャンスでもある。現時点での朝日は毎日の西山事件発覚当時よりも置かれた状況は厳しいだけに、その再建は毎日以上に難しかろうよ。せやけど、日本が戦後に工業大国になれたんは国土が丸焼けになって旧式の設備が淘汰されたからやし、しかもネットの時代にも対応でける質の高いマスメディアの登場を皆が待ちわびてるんやんけ。然るに現状は残念なことに、ネット上でお目にかかれる文章は玉石混淆どころかその大半は読むに値せんのばっかしやからな。彼らの規範となるメディアが誕生すればネット文化が開花して、ブログその他のコンテンツの質も向上することが期待でける。その結果として日本が中韓を含めた諸外国に堂々と対峙でけるようになることを望むものである。まずは「河野談話」をこれからどない扱うんかが新生朝日の試金石になるのと違うかな。